NY金は1700~1750ドルのレンジ、上値重い展開に サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
2022年7月19日 17:32
*17:32JST NY金は1700~1750ドルのレンジ、上値重い展開に サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NY金についてのレポートを紹介します。
陳さんはまず、今週のNY金について『1700~1750ドルのレンジ、上値重い展開に』と述べています。
続けて、『先週のNY金は、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ方針とドル高を背景に売り圧力を受け、節目の1750ドルを下回った。6日に公表された6月米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、インフレ高進を抑えるため引き締めに前向きな姿勢が改めて示され、パウエルFRB議長は直近の討論会で「ドル高に責任を負わない」とし、ドル高進行を特に懸念していないことを示唆した』と伝えています。
次に、『8日に発表された6月米雇用統計は、景気動向を敏感に反映する非農業部門就業者数が前月比37万2000人増と、市場予想(約27万人増)を大きく上回った。就業者数の伸びは前月(38万4000人増、改定)からやや鈍化したが、力強さを保った。失業率は3.6%と横ばいで、新型コロナウイルス危機直前の2020年2月(3.5%)の水準近くに改善している。堅調な雇用情勢を改めて示し、連邦準備制度理事会(FRB)による大幅利上げを後押しする内容となった』と解説、『FRBは6月FOMCで0.75%の大幅利上げに踏み切ったが、今月26、27両日に開く会合でも同じ幅の引き上げを決めることが確実視されている』と述べています。
陳さんは、『ドルインデックスがおよそ20年ぶりの高値に上昇したことで、「金」よりも「ドル」が選好されている。NY金先物市場でも、CFTC建玉を見るとファンドの買い越しは縮小している。金ETFも減少傾向にあり、金投資人気は先細り傾向にあるようだ』と伝えています。
さらに、『今週は、13日の6月米消費者物価指数(CPI)が注目される。予想は前年同月比で8.8%上昇する見込み。予想に沿った結果であれば、7月のFOMCで、0.75%の利上げが確実視されるだろう』と言及しています。
こうしたことから、陳さんは、NY金について、『1750ドル割れとなったことで、1700ドルを試しそうだ。安全資産としての買いが予想されるため、1700ドルはサポートされよう。当面は、1700~1750ドルのレンジで推移しそうだ』と考察しています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の7月13日付「NY金は1700~1750ドルのレンジ、上値重い展開に」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 花田浩菜《FA》