NY原油:反発で99.42ドル、主要産油国による増産は実現困難との見方
2022年7月19日 07:28
*07:28JST NY原油:反発で99.42ドル、主要産油国による増産は実現困難との見方
NY原油先物9月限は反発(NYMEX原油9月限終値:99.42 ↑4.85)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比+4.85ドル(+5.13%)の99.42ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは92.88ドル-99.62ドル。アジア市場の序盤で92.88ドルまで下げた後、主要産油国による増産は実現困難との見方が強まり、終盤にかけて97ドル台まで反発。ロンドン市場で一時96ドルを下回ったが、ニューヨーク市場の後半にかけて99.62ドルまで値を上げる場面があった。世界経済の減速懸念は消えていないことから、戻り売りも観測されたが、需給ひっ迫の可能性は残されており、通常取引終了後の時間外取引では主に99ドルを挟んだ水準で推移した。《FA》