ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡、初画像を公開
2022年7月14日 07:50
米国政府は11日、NASAらが昨年末に打ち上げた「ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡」が撮影した初の画像を公開した。同望遠鏡はハッブル宇宙望遠鏡の後継機にあたり、ハッブルが撮影可能な星の100分の1の明るさの星でも捉えることができる(NASA、朝日新聞、TECH+)。 公開されたのは銀河団「SMACS 0723」と、背後にある遠くの銀河。遠方宇宙の赤外線画像としては、これまでで最も深く鮮明なものだとしている。「SMACS 0723」は46億年前に出現した銀河団であるという。ジェームズ・ウェブの近赤外線カメラ(NIRCam)が合計12.5時間かけて捉えたさまざまな波長の画像から合成されたものとなっている。今後は宇宙誕生直後の最も初期に誕生した銀河を探索するなどの活動を行うという。