「happy」だけでない! うれしい気持ちを表すイギリス英語のフレーズ
2022年6月12日 08:09
英語で「うれしい」といえば、誰でも「happy」という単語が思い浮かぶだろう。うれしい気持ちを表す最も一般的な表現だ。一方、「happy」以外にも、英語にはうれしい気持ちを表す表現が数多く存在する。ここでは、イギリス英語に特有な「happy」に代わる表現をいくつか見てみよう。
【こちらも】「Hello」だけでない、イギリス英語でのカジュアルな挨拶の仕方
■chuffed
アメリカではほぼ聞かれない、イギリス英語ならではの表現が「chuffed」だ。「I’m chuffed.」と言うと、意味としては「I’m really happy.」とほぼ同じになる。
この表現、日本の学校で教えられることはほぼないと思うが、イギリスでは日常的に頻繁に使用されるので覚えておきたい。イギリスでは一般の人の日常会話のほかにも、テレビや映画などでもよくお目にかかる。
なお、単に「I’m chuffed.」と言うだけでなく、「chuffed to bits」という表現もある。「I’m really happy.」でも言い足りないほどうれしい時には、「I’m so chuffed to bits.」などと言うことも併せて覚えておこう。
ちなみにイギリスでは、非常に一般的な表現だが、どちらかというと年配の人がよく使うイメージがある。
■over the moon
「over the moon」は有名なフレーズで、アメリカでも通じるが、起源は18世紀のイギリスに遡る。「月を飛び越える」というイメージから、とてもハッピーな状態だということは想像できるだろう。日本語で言うなら「天にも昇る心地」だろうか。そのため「I’m chuffed.」よりもさらにうれしい気持ちを表現できる。
たとえば、念願叶って希望の仕事に就けたことに大喜している人がいるとすると、「He is over the moon about his new job.」のように使う。
なお、「over the moon」は前述の「chuffed」より古い表現だが、「chuffed」と違って年齢に関係なく老若男女によく使われる。
■buzzing
「buzzing」とは、蜂や蝿などがブンブン音を立てて飛ぶさまを表すが、イギリス英語では「very happy」という意味でもよく使われる。「I’m buzzing.」と言うと、「私はとってもうれしい」という意味になる。
イギリス以外でも、「buzzing」は喜びや興奮にあふれるさまを表す言葉としてよく用いられる。たとえば、子どもたちが興奮して騒いでいる様子を、「The kids are buzzing with excitement.」などと表現するような例だ。いずれにせよ、うれしくてじっとしていられないような様子をイメージするとわかりやすいだろう。(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る)