プログラミングの副業 高単価案件を獲得する方法とは?
2022年6月10日 07:34
プログラミングの副業は、スキルを身につけられキャリアにも繋がるメリットがある。しかし未経験から始めると、高単価案件を獲得できる可能性が低いのが現実だ。本記事では、未経験からプログラミングの副業を始めた場合の、高単価案件を獲得する方法について紹介する。
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■未経験者が高単価案件を獲得するのは難しい
未経験からプログラミングを学び、一定の副業収入を得ることは十分に可能だ。しかし未経験からプログラミングの副業を始めた場合、スタートから高単価案件を獲得するのは困難である。現実は厳しいが、高単価案件を獲得するには正しいロードマップが欠かせない。
まず、競争相手と自身の現在位置を確認しよう。未経験者がプログラミングの副業を始める時、競争相手となるのは本業でもプログラマーをしている副業者だ。これに加え、すでに経験を積んでいる副業プログラマーも参加している形になる。
新たに未経験者がこの競争に参加した場合、圧倒的に不足しているのは実務経験だ。この欠点は、案件獲得競争において、大きなマイナス要因となる。特に競争が熾烈な高単価のプログラミング案件なら、本業でもプログラマーをしている副業者には太刀打ちできない。
特に未経験者が不利になりやすいのは、チーム開発の経験不足だ。高単価案件には複数メンバーによるチーム開発の仕事が多く、未経験者にとってはこの点における経験不足が大きな足かせとなりやすい。そのため、未経験者がプログラミングの副業で高単価案件を獲得するためには、実務経験とチーム開発の経験が欠かせないのだ。
■実務経験を積んでいけば高単価案件の獲得は可能
スクールなどでプログラミングを学んだ後、副業で安定した収入を得るには最低でも1年は実務経験を積む必要がある。現実的には、2~3年の長期的計画で実務経験を積んでいく方が、着実に副業で収入を増やせるのでおすすめだ。スタートからある程度の案件が欲しい場合は、仕事の紹介や転職サポートがあるプログラミングスクールに通うのも選択肢の1つとなる。
未経験からプログラミングの副業を始める場合は、クラウドソーシングサービスなどを利用して案件を獲得していくことになるだろう。クラウドソーシングサービスは、インターネットのみでプログラミングの副業を完結でき、リモートワークにも適している。
一方で、対面してプロジェクトを進めるわけではないので、クライアント側は副業者の能力を判断する材料に乏しいのだ。そのため、実務経験が豊富なことは大きなアピールポイントとなり、クライアントの信用獲得に繋がりやすいメリットがある。
また、プログラミングの副業を始めて間もない時点では、Web制作の高単価案件を獲得できる可能性は低い。報酬は高くないが、Webサービスのメンテナンスやサポート、コードの修正といった、案件が多い業務に応募するのがおすすめだ。実務経験を積むほどにそれが能力の証明となり、続けるに従って案件を獲得しやすくなるからだ。
その結果、高単価案件の獲得が可能となり、副業収入を飛躍的に増やせるようにもなる。クラウドソーシングサービスでの副業が軌道に乗ったら、プログラマー向けのエージェントを活用するのもおすすめだ。(記事:西島武・記事一覧を見る)