トヨタ「GRカローラ」、日本仕様を公開 モリゾウエディションも発表
2022年6月5日 19:21
トヨタは1日、4月に米国で世界初公開した「GRカローラ」の日本仕様と台数限定の「GRカローラ モリゾウエディション」を初公開した。日本仕様のグレードは「GRカローラ RZ」。モリゾウエディションは、マスタードライバーの豊田章男社長が実際に試作段階からハンドルを握り、エッセンスを加えている。発売は「GRカローラ RZ」が今秋を予定。「GRカローラ モリゾウエディション」は、今秋から予約抽選を受け付け、今冬に全国のGR Garageにて発売する。
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■GRカローラ RZの概要
GRカローラ RZは、5人乗り、全長4,410mm、全幅1,850mm、全高1,480mm。エンジンには1.6L直列3気筒インタークーラーターボを採用しており、最大トルクは370N・m、回転数は3,000~5,550。トランスミッションは6速MTのiMTを搭載した。タイヤは18インチのYOKOHAMA ADVAN APEX V601(235/40R18)を採用している。
■GRカローラ モリゾウエディションとGRカローラ RZの比較
モリゾウのドライバーネームで活動する豊田社長肝いりのモリゾウエディションは、「野性味」を追求。GRカローラ RZは5名乗りであるのに対して、リヤシートを撤去して2名乗りに。車両重量は、1,470kgから1,440kgへと30kgの軽量化を果たした。
エンジンに関しても、トルクは400N・mと30N・mほどトルクアップ。ディファレンシャルギアの1~3速は、クロスギアレシオ化を行い、動力性能向上などを行っている。足回りに関してはRZと同じだが、そこからコーナリング性能向上のためのモノチューブアブソーバーを追加。タイヤはブレーキ性能向上のためにハイグリップタイヤのMichelin PILOT SPORT CUP 2を採用している。
エクステリアカラーには、専用色のマットスティールを設定。ウィンドシールドガラスには、モリゾウサインが入っている。インテリアの専用セミバケットシート、インストルメントパネルなどは鋳物ブラック塗装が施され、上質さをアピールしている。(記事:キーパー・記事一覧を見る)