「help」のホントの意味は? コアで覚える英語 (34)

2022年5月15日 08:22

 コアで覚える英語34回目は「help」だ。多くの人が「help=助ける・手伝う」と覚えているのではないだろうか。しかし実際の会話では、helpはこれ以外の意味にもなり得る。日常の英会話でhelpを理解・使いこなすには、やはりコアで体得する必要がある。今回はhelpのコアを紹介する。

【こちらも】「drive = 運転する」だけでは英語は話せない? コアで覚える英語 (33)

■helpのコア

 helpのコアは「手を貸す」であるが、「困った状況を解決する」といったニュアンスがふくまれている。

■さまざまな使い方

 まずは以下の例文を見てみよう。「助ける」以外の訳にもなることを確認して頂きたい。

・Heaven helps those who help themselves.「天は自ら助くる者を助く」
・Ask for help「助けを求める」
・Can I help you?「何か御用で?」
・There’s no help for it「どうしようもない」
・Would you help me with my homework?「宿題手伝ってくれないかな?」
・This app helps you work out.「このアプリは筋トレに役立つ」
・She helped me to some water.「彼女は私に水をついでくれた」
・Please help yourself「どうぞご遠慮なく召し上がれ」

 手を貸すというコアから「手伝う」「役立つ」の他、料理(飲食物)を取るという意味で使われる。最後の例文は直訳すると「どうぞ自分自身で料理を取り分けて」となり、そこから「遠慮なく召し上がれ」となる。頻繁に使われるので覚えておこう。

■フレーズで覚える

 helpの「困った状況を解決する」というコアから、それが出来ない場合、can + not + helpで「どうしようも出来ない」という意味になる。

・Can’t help but do it「それをせずにはいられない」
・Can’t help thinking about you「君のことが頭から離れない」
・I couldn’t help myself laughing.「笑わずにはいられなかった」
・I can’t help it if I wanted to「そうしたくてもどうしようも出来ない」
・It can’t be helped「どうにもしようがない」
・not…more than one can help「しないですむ以上のことは(~しない)」
Ex; Don’t spend more than you can help「なるべく金を使わないように」.

 can’t help(but)のフレーズは日常会話でも頻繁にしようされる。今回の記事を参考に自身のボキャブラリーにストックしてはどうだろうか。ちなみにcan’t helpの発音は日本人にはやや難しい。Michael Jacksonの曲「I can’t help it」が良い練習になるだろう。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る

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