「土屋鞄」革製品のリユース事業に本格参入
2022年5月13日 16:49
革製品を製造販売する老舗、（株）土屋鞄製造所（東京都足立区）は、古くなった当社の革製バッグを無料で引き取り、職人が修理して再販売するリユース事業に、2022年6月から本格参入する。 今年から毎年、製品を引き取る期間を設け、修理した製品を店頭にて期間限定で再販売する。価格は最大で定価の半額に抑えます。販売後は、新品と同様の返品保証・修理サービスを付け、アフターサービスも万全の体制を整える。集めた製品は、リユース専門の当社職人が東京・西新井の工房で丁寧に修理、メンテナンスする。バッグの状態に応じて、クリーニングや保革、補色といった革のメンテナンスのほか、内装の張り替えや破損パーツ（ファスナー等）の交換、糸のほつれ直しなどを行う。
修理専門”の職人が作業する様子
引き取った製品（ビフォー）と修理後（アフター）の比較 バッグの提供者には1回の引き取りにつき同社の全店舗とオンラインストアで大人向け鞄の購入時に利用できる20%の割引クーポンを用意し、買い替えを検討する方へのメリットとする。今年の製品の引き取りは、2022年6月と10月の2カ月間行い、全国14店舗と配送（同社着払い）で対応する。販売は2022年9月から12月にかけて2回、一定期間を設ける予定で、東京と大阪の当社2店舗で行う。 2023年以降は、リユース対象製品をバッグ以外の財布やキーケースといった小物にも広げていく計画のほか、引き取りと販売の期間延長、販売店舗の拡大、他社の革製品の取り扱いも検討するという。 公式サイト：https://tsuchiya-kaban.jp/pages/re-use