みずほFG、障害認知から1時間以内に対応可能と
2022年4月29日 08:57
みずほフィナンシャルグループ(FG)の木原正裕社長が、最近になって複数メディアのインタビューを受けている。昨年はみずほ銀行で多くのシステム障害が発生し、金融庁から「言うべきことを言わない、言われたことだけしかしない」として企業風土にまで言及されるまでの事態になっている。みずほFGは3月、その対策の一つとしてGoogleと提携を行った。昨年2月に発生、多くの顧客に影響を出した障害では、社内で関係部門への連絡が遅れ、対策会議開催まで4時間以上を要したことが問題視された(東京新聞、NHK、毎日新聞)。 同氏は、東京新聞とのインタビューの中で「今は(障害認知から)1時間以内に連絡が来る。部長レベルの会議もやる」として、連絡体制の改善を主張している。大きな問題となったキャッシュカードを取り込んでしまった問題に関しては、ャッシュカードをくわえ込まないようシステムの仕様を変えたという。処理内容もATM画面上に表示するように変更したとしている。また毎日新聞のとインタビューでは、「ハード類の点検をしっかりやり、システム障害が起きないようにする。万が一、起きた時の影響範囲を大きくしないことも重要だ。かなり進捗はしている」との回答を行っている。