今日の為替市場ポイント:米長期金利の上昇などを意識してドル買い継続も

2022年4月20日 08:19


*08:19JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利の上昇などを意識してドル買い継続も
19日のドル・円は、東京市場では126円98銭から128円33銭まで上昇。欧米市場では、128円05銭から128円97銭まで上昇し、128円89銭で取引終了。本日20日のドル・円は主に129円台で推移か。米長期金利の上昇や米国株高を意識してドル買い・円売りがただちに縮小する可能性は低いとみられる。

19日のニューヨーク外為市場では日米金利差の拡大を想定した米ドル買い・円売りが拡大した。日本銀行は現行の金融緩和策を長期間維持する可能性が高いことから、ユーロ、豪ドル、NZドルに対する円売りも観測された。ユーロ・円は2015年6月以来となる139円台に上昇している。最近の円安について鈴木財務相は19日、「円安が急速に進んでいるという状況にある」、「日本経済にプラスの面もあるが、現状の経済状況を考えるとデメリットをもたらす面がある」と述べた。ただ、市場参加者の多くは日本銀行(黒田総裁)の見解を重視しており、2%の物価目標が実現された場合における金融政策面での日銀の対応を注目しているようだ。《FA》

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