NY為替:米長期金利低下でドル売り強まる

2022年4月14日 06:46


*06:46JST NY為替:米長期金利低下でドル売り強まる
13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、125円99銭から125円38銭まで反落し、125円67銭で引けた。米3月生産者物価指数(PPI)、コア指数は過去最大の伸びを記録したが、インフレがピークに近づいたとの見方が根強く、長期金利は低下。同時に、高インフレや高金利で景気への懸念も強まり始め、連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締め加速を織り込むドル買いは後退した。

ユーロ・ドルは1.0809ドルまで下落後、1.0894ドルまで反発し、1.0890ドルで引けた。ロシア、ウクライナ停戦交渉行き詰まりで戦闘が継続し経済に影響する可能性が警戒されユーロ売りが優勢となった。その後、フランス大統領選挙の決選投票を控えた世論調査結果で現職のマクロン大統領がリードを拡大したことが明らかになり、ユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は135円94銭まで弱含んだのち、136円88銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.2991ドルから1.3118ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9356フランへ上昇後、0.9325フランまで反落した。《MK》

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