CCleaner、アンインストール時に無関係なファイルを削除する問題修正へ
2022年4月9日 17:28
CCleaner ではインストールディレクトリにアプリとは無関係なファイルが格納されていても、アンインストール時に削除してしまうという問題があり、Avast が修正作業を進めているそうだ(BetaNews の記事、CCleaner Community Forums のスレッド)。
多くのアンインストーラーはインストールディレクトリにアプリと無関係なファイルがあれば削除しないが、CCleaner のアンインストーラーは無視してインストールディレクトリごと削除してしまう。そのため、既存ディレクトリをインストール先に指定した場合など、他に何が格納されていてもアンインストール時にはすべて削除されることになる。インストール先をカスタマイズした際に専用のサブディレクトリが作成されない点が問題だとする指摘もみられるが、これは多くのインストーラーで一般的な動作であり、特に問題視することはないと思われる。
一方、最近の報告では「D:\Applications\CCleaner」にインストールした CCleaner をコントロールパネルからアンインストールしたところ、「D:\Applications」の内容がすべて削除されたという。事実とすれば深刻な問題だが、手元の環境で試してみた限りは再現しなかった。CCleaner を「D:\Applications」にインストール・アンインストールすると Applications ディレクトリごと削除されるが、「D:\Applications\CCleaner」へのインストール・アンインストールで削除されるのは CCleaner ディレクトリのみだった。