豪ドル週間見通し:強含みか、早期利上げの可能性残る

2022年4月9日 14:23


*14:23JST 豪ドル週間見通し:強含みか、早期利上げの可能性残る
■強含み、早期利上げ観測強まる

今週の豪ドル・円は強含み。豪準備銀行(中央銀行)理事会での声明内容を受けて早期利上げ観測が強まり、豪ドル買いが優勢となった。豪州とインドとの暫定的な自由貿易協定(FTA)合意発表も好感されたとみられる。一方、日本銀行の金利上昇抑制や円安容認姿勢は変わらず、円売り圧力も継続した。取引レンジ:91円58銭-94円17銭。

■強含みか、早期利上げの可能性残る

来週の豪ドル・円は強含みか。豪準備銀行(中央銀行)は来週の理事会で、政策金利(0.10%)の据え置きを決めたが、声明でインフレの勢い加速を予想し、「政策決定に向け今後数カ月の消費者物価、賃金のデータを評価していく」と表明。「金融引き締めに忍耐強く取り組む」との文言を削除したことで、利上げ時期が早まるとの見方が広がっており、豪ドル買いに振れやすい。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・14日:3月雇用統計(2月:失業率4.0%、雇用者数増減+7.74万人)

予想レンジ:91円50銭-94円00銭《FA》

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