倉敷美観地区に商業施設「倉敷SOLA」和・洋レストランやデニムストア、ギャラリー併設貸切宿も
2022年3月28日 23:44
岡山県倉敷市の倉敷美観地区に最大級の商業施設「倉敷SOLA(くらしきそら)」がオープン。開業は2022年4月28日(木)。
■倉敷美観地区に新商業施設「倉敷SOLA」
古来より交通の要衝として栄えてきた“天領の町”倉敷。白壁土蔵のなまこ壁に軒を連ねる格子窓の町家、柳並木が連なる倉敷川沿いなど、日本の伝統的で美しい町並みが続くこの周辺一帯は、重要伝統的建造物群保存地区としても選定されており、日本最初の私立西洋美術館である大原美術館や市指定重要文化財の倉敷館なども位置する。
多くの観光客を魅了してきた、そんな倉敷美観地区に誕生する商業施設「倉敷SOLA」は、倉敷のものづくりと衣食住を体感できる新たな空間。岡山の技術と美術の融合を目的とし、古き良きものをモチーフとしながらも、現代的な感覚や遊び心を取り入れた5つの店舗を集結する。
■デニムストア「青木被服」
日本屈指のデニムの産地として有名な岡山を象徴する店舗として、デニムストア「青木被服」が出店。自社ブランドの「アオキフヒク(AOKIHIFUKU)」や「デニムキモノ(DENIM KIMONO)」を軸に、井原市産のジャカード織のデニム製品を展開する。ヨーロッパ各国でコレクションを展開する着付け不要なプレタポルテ版「ローブキモノ(ROBE KIMONO)」をはじめ、日常に溶け込むデニムアイテム、レザー小物、バッグを中心に構成される。
■足袋シューズの店「丸五」
「(デニムキモノ(DENIM KIMONO)」との相性もいい足袋シューズの店「丸五」にも注目。100年間培ってきた足袋製造の技術を生かした足袋シューズは、ファッション性はもちろん、現代人の足元を健康的にサポートしてくれる。日常にも馴染む1足が見つかるはずだ。
■洋食レストラン「倉敷洋食バラトン」
日照時間が長く、雨の少ない温暖な気候で“晴れの国”とも言われる岡山は、フルーツの産地としても有名だ。洋食レストラン「倉敷洋食バラトン」では、そんな岡山県産のフルーツと地元の野菜に、世界の特産品を織り交ぜたメニューを提供する。
特におすすめは、独自開発した生地にオリーブオイルと岩塩のみを使用した素焼きのピザの食べ放題。その他、ハンガリーの代表的スープであるグヤーシュやハラースレー、洋風鴨寿司、フォアグラ丼ぶりなど多彩なメニューが揃う。テイクアウトでは、岡山産フルーツを使用したドリンクやソフトクリーム、季節限定のかき氷などを楽しむことができる。
■民藝と日本料理を楽しむレストラン「日本料理店 雲」
飲食店として、民藝と日本料理をたのしむレストラン「日本料理店 雲」も出店。倉敷美観地区で人気を博す日本料理店「ブリコール(Bricole)」の料理手法のもと、同店の仕入先の港や直売所の食材を使った和食を提供する。
なお、料理が盛られる器は、日本料理店ではあまり選択されない民藝品だ。工藝作家や文化人の人を招き未来の食について話をするイベントなども企画予定となっている。
■“暮らすように泊まる宿”「滔々」
“暮らすように泊まる宿”「滔々」も開業。部屋は3部屋のみで、各室1日1組貸切。民藝文化の息づく倉敷らしさを体感しながら、落ち着きのある空間でゆったりと過ごすことができる。また、全国各地の作り手による手工芸品の販売や、現代工芸作家の展示も行う。
イベントスペース「みんげい広場」
「倉敷SOLA」に隣接し、人々が自由に集えるイベントスペース「みんげい広場」も設けられる。東には倉敷川が流れ、北の倉敷民藝館、南の日本郷土玩具館、西のきび美ミュージアムに囲まれた、倉敷の歴史と文化を感じる憩いの空間となる。
【詳細】
倉敷SOLA
プレオープン日:2022年4月22日(金) 10:00~
グランドオープン日:2022年4月28日(木) 10:00~
住所:岡山県倉敷市中央1-4-13
出店店舗一覧:
デニムストア / 青木被服
洋食レストラン / 倉敷洋食バラトン
宿泊施設 / 滔々
足袋シューズ / 丸五
日本料理店 / 雲
広場 / みんげい広場