Chromium系ブラウザ、相次いで緊急アップデート
2022年3月28日 13:55
Google は 25 日、安定版チャネルの Chrome をバージョン 99.0.4844.84 に更新した(Chrome Releases の記事、Neowin の記事、Ghacks の記事)。
本バージョンでは実際に攻撃が確認されているというゼロデイ脆弱性 CVE-2022-1096 が修正されている。この脆弱性は V8 エンジンに存在する型の取り違えの脆弱性だという。Android版のChromeもバージョン 99.0.4844.84 に更新された。
これを受けて Chromium 系ブラウザーのデスクトップ版が相次いで更新された。26 日には Microsoft が Microsoft Edge 99.0.1150.55 (Chromium 99.0.4844.84 ベース) を、Vivaldi Technologies が Vivaldi 5.1.2567.73 (Chromium 98.0.4758.141ベース) をリリースし、27 日には Brave Software が Brave 1.36.122 (Chromium 99.0.4844.88 ベース) をリリースしている。
Vivaldi は Chromium 98 ベースだが、CVE-2022-1096はバージョン 5.1.2567.73 の Chromium 98.0.4758.141 で修正されているとのこと。Android 版 Vivaldi もバージョン 5.1.2567.72 で Chromium 98.0.4758.141 ベースとなっている。Opera は現在のところ Chromium 99.0.4844.51 ベースの 85.0.4341.18 から更新されていない。