ダイリク 2022-23年秋冬コレクション - 「高校の放課後」をテーマに制服ルックを着崩し

2022年3月23日 08:41

 ダイリク(DAIRIKU)の2022-23年秋冬コレクションが、2022年3月19日(土)2022-23年秋冬楽天ファッション・ウィーク東京内でランウェイショー形式で発表された。

■アメ村で過ごした「高校時代の放課後」がテーマ

 今季のテーマは「アフタースクール(After School)」。高校生の頃、放課後になるといつも大阪・アメ村に通い、お気に入りの洋服を探し、たくさんの友人たちと時を過ごしてきたというデザイナー岡本大陸。服を愛する原点となった10代の頃の思い出をインスピレーションソースに、今季のコレクションを制作した。

■個性的に着崩す「制服風」ルック

 “放課後”このキーワードを色濃く反映しているのが、制服風のルックだ。ルーズなカーディガン、極短のプリーツスカート、クリーンなホワイトシャツのトリオ。Vネックニットときゅっと締めたネクタイ、チェック柄パンツを合わせたユニフォームスタイルは、学生時代の記憶を蘇らせてくれるノスタルジーなスタイルだ。

 この制服風スタイルをアメ村風に“派手でいびつ”に着崩すのが、ダイリク流。スタジャンを羽織り、クリーパーシューズを合わせたテイストミックスの着こなしや、ビッグサイズのニットをレイヤードして、色付きのルーズソックスを合わせたスタイリングなどが散見された。

 また、ウェアだけでなく、ポップな小物使いも、10代の頃を想起させる可愛らしいアイデア。ジャケットの襟元に缶バッチを重ねたり、パンツのベルトループからウォレットチェーンを垂らしたり、耳付きのカラフルニット帽でポイントを作ったり…と、“ジャラジャラ”とアクセサリーを重ねたキッチュな着こなしが多数披露されている。

■強めなパンクコーデも

 制服スタイルと並んで、たびたび登場したのがパンクテイストのウェアだろう。ブラック&レッドのボーダートップスや、モヘアのルーズニットなどがその好例。

 特に、ベルトやジップを走らせたパンツに、プリーツスカートを合わせたボトムスは、何度も登場し、スタッズ付きのライダースベストやクリーパーシューズと合わせて、“強めな”スタイリングを提案していた。

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