楽天証券、米株積立で事前通知メール 画面も改善へ
2022年3月20日 07:36
楽天証券は18日、4月3日より米株積立サービスを拡充すると発表した。米株積立は2021年12月に開始。今回のサービス拡充により、積立設定の見直しを提案する事前通知メールの配信や、積立設定一覧画面の改善などを行う。世界情勢が日々変動する中でも、米国株式での資産形成の利便性を高く持続するための環境を整える。
【こちらも】楽天証券、楽天カード決済による投信積立利用者が100万人突破
積立設定の見直しに関する事前通知メールは、積立設定日の2営業日前に、その日の株価が事前設定の積立金額よりも高く、1株の購入代金に満たない場合に、メールで通知する。
米国市場は日本の株式市場と違い、いわゆるストップ高・ストップ安という制限値幅はない。そのため、株価が大きく高騰や暴落する可能性がある。今回のサービス拡充で利用できる事前通知メールを設定することで、急な相場変動などが起きた場合でも積立の継続がしやすくなるという。
積立設定一覧画面では、主に2つの改善を実施。「毎月の参考支払い代金」では、顧客の事前設定情報と前日の終値をもとに、毎月必要な積立金額を算出・表示。さらに、月間の約定済金額の合計を表示する「今月の約定済金額」を追加し、各項目において円貨・外貨でそれぞれの状況が一目でわかるようになる。従来よりも米株積立の資産管理がしやすい環境を実現する。
米国株取引は1株から購入できるため、少額投資が可能。さらに、米国市場の状況もさまざまな媒体から情報が入手しやすい環境になってきたことから、年々米国株式への注目度が高まっているという。
楽天証券は米国株式取引サービス開始以来、業界最低水準の取引手数料を継続。さらに、ネット証券で初めて米国株取引と国内株式取引を1つの画面で行えるスマートフォンアプリ「iSPEED」を提供。楽天グループ独自の楽天ポイントを使った米国株式の購入も実践している。(記事:大野 翠・記事一覧を見る)