「let it go」のホントの意味は? コアで覚える英語 (29)
2022年3月19日 15:52
コアで覚える英語29回目はletである。letはアナと雪の女王(アナ雪)の主題歌「let it go」でも知られているようにお馴染みの単語の1つだ。日本語訳では「ありのままで」と訳されているが、なぜこのように訳されるのだろうか。letの本質を知ることでそれが分かるだろう。今回はletのコアをシェアしよう。
【こちらも】「be動詞」を本当に理解しているか? コアで覚える英語 (28)
■letのコア
letのコアは「相手の意志・意向を尊重する、ことが自然に流れるままにさせる」である。その行動・行為・意思を妨げないというニュアンスを含む。つまり容認・許可するという意味になりこの点から日本語では「~させる」と訳される。
■let it go, let it be
アナ雪の「let it go」と同様に、いやそれ以上に有名なフレーズ、それは「let it be」ではないだろうか。いずれもコアの観点からその意味を考えると「それを自然に流れるままにさせる(行かせる)」となることが分かるだろう。したがって「ありのままにさせる」となるわけである。
他の例文で考えてみよう。例えば日本では家の中で蜘蛛を見つけたら殺さずにそのまま放っておく文化がある。このような場合に「let them go(放っておく)」と使うことができる。
■let’s goの意味
恐らく殆どの日本人が知っているlet’s goだがこれは「let us go」の略である。コアの視点から考えると「自分達の意思を尊重する」となる。したがって「行こう・始めよう」という意味になるのである。
■let’s goの代用フレーズ
最後にlet’s goの代用フレーズを紹介しよう。日常会話ではlet’s go以外にも以下のようなフレーズが頻繁に使われる。
・Let’s hit the~
go toの代わりとして使われる非常に口語的な表現で、例えば「Let’s hit the gym」「Let’s hit the beach」のように使う。また「Let’s hit the road(出かけよう)」というフレーズも頻繁に使われる。
但し「Let’s hit Kyoto」や「Let’s hit Starbucks」のような特定名詞については使わない。また「Let’s hit work(仕事に行こう)」のような言い方もしない。
・Let’s roll
Let’s goの代わりとしてそのまま使える。非常にカジュアルなフレーズなので使う場所を選ぶようにしよう。基本的に「let’s roll」「Are you ready to roll?(準備ok?)」の2つのパターンで使用する。
・Let’s head out
「出発しよう」という意味のフレンドリーな表現。因みにどこどこへ向かっているという表現は「I’m heading to ~」と表現するので一緒に覚えておくと良いだろう。
アナ雪の主題歌「Let it go」の歌詞にはletを使ったフレーズが盛り込まれている。letのコアを踏まえて是非自分で和訳してみてほしい。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る)