今日の為替市場ポイント:米国金利の先高観は一層強まる状況

2022年3月15日 08:37


*08:37JST 今日の為替市場ポイント:米国金利の先高観は一層強まる状況
14日のドル・円は、東京市場では117円32銭から117円88銭まで強含み。欧米市場では、117円70銭から118円22銭まで一段高となり、118円18銭で取引終了。本日15日のドル・円は主に118円台で推移か。米国金利の先高観は一層強まる状況となっており、安全逃避的なドル買いは継続する可能性がある。

報道によると、バイデン大統領が数週間以内に欧州を訪問し、ロシアとウクライナについて同盟国と協議することを検討しているもようだ。バイデン大統領の訪欧は最終決定されていないようだが、ロシアに対する制裁強化について米国と欧州が早急に議論する必要があるとの見方は少なくないようだ。ウクライナが同国への武器供与とロシアに対する制裁強化を米国など北大西洋条約機構(NATO)の加盟国に要請しており、これに応じるかどうかも早急に決断する必要があるとみられている。ウクライナ情勢は引き続き流動的であり、停戦協議の行方については予断を許さない状況が続くことから、リスク選好的な為替取引は当面縮小するとみられる。《FA》

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