「be動詞」を本当に理解しているか? コアで覚える英語 (28)
2022年3月11日 08:09
コアで覚える英語28回目はbe動詞である。beは主語によって「am・is・are・was・were」と変化する、また「be=~だ・~である」と訳すと覚えている人が多いのではないだろうか。しかしやはり英会話を次のレベルにするには、もしくは頭を英語脳にするのには、それでは十分ではない。今回は基本中の基本ともいえるbe動詞のコアについて紹介しよう。
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■beのコア
beのコアは「~の状態にある」だ。このコアからA be Bである場合「1.AはB(という人物・物体)である・2. AはBにいる(ある)・3.AはBの状態である」と主に3つパターン訳される。
「be = ~だ・~である」「一般動詞 = ~する」と訳語に頼ってしまうと、必ずしもそれに当てはまらない場合が出てくるはずだ。例えば「freedom means liberty」という文節は日本語だと「freedomとは自由という意味である」と訳すがこれはbe動詞ではない(意味すると覚えることもできるが)。英語脳にするにはこのコアを覚えることが重要である。
■beを使ったフレーズ
beは英語学習の初めに出てくる動詞である。多くの人がbe動詞を使った文の作り方は知っているだろう。ここでは日常会話で頻繁に使われるbeを伴ったフレーズを紹介する。
・let it be = 「あるがままに・そのままにしておく」「なすがままに」
恐らく最も有名なbeを使ったフレーズではないだろうか。コアを覚えるのにも適したフレーズである。
・助動詞 + be
助動詞 + beの組合せは日常会話で頻繁に使われる。以下の組合せを覚えておこう。
1. will be / won’t be 「~になる / ~にならない」
Ex; Can you wait here. I’ll be back in a minute. It won’t be long.
「すぐに戻ってくるからちょっと待っててくれる?」
2. would be / wouldn’t be「~そうなるかもしれない / ~そうはならないだろう」
Ex; If you help me with my home work, that would be great.
「もし宿題手伝ってくれるのなら凄く助かるわ」
3. can be / can’t be「~になりえる(可能性がある) / ~なりえない(可能性が無い)」
Ex; No! it can’t be true! 「そんなはずはない!」
4. could be / couldn’t be「~そうかもしれない / ~そうはなりえない」
Ex; it couldn’t be better 「最高だ!(これ以上良くなりえないことから)」
5. should be 「~になっているはずだ」
Ex; The bus hasn’t come here yet. It should be here by now.
「バスがまだ来てない。そろそろ来るはずなんだが。」
be + 動詞の進行形がなぜ「~している」と訳されるのか。それは一般動詞をしている状態を表しているからである。コアを体得すればそれが理解できるだろう。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る)