NY為替:ロシア・ウクライナ停戦への期待で円売り優勢

2022年3月9日 07:15


*07:15JST NY為替:ロシア・ウクライナ停戦への期待で円売り優勢
8日のニューヨーク外為市場でドル・円は115円79銭まで上昇後、115円42銭まで反落して、115円66銭で引けた。米国のバイデン大統領のロシア産原油禁輸発表を控え、NY原油が続伸。インフレ懸念を受けた金利上昇に伴うドル買いが強まった。その後、米1月貿易赤字が過去最大に拡大したため、景気回復の鈍化懸念が浮上し、ドル売りや株安に伴うリスク回避の円買いが優勢となった。しかし、ウクライナのゼレンスキー大統領がNATO加盟の意向も含め停戦に向けて妥協する可能性を示唆したため、リスク回避の円買いが後退した。

ユーロ・ドルは1.0872ドルまで弱含んだのち、一時1.0958ドルまで反発して、1.0907ドルで引けた。ロシア、ウクライナの停戦期待に質への逃避のドル買いが一段落した。ユーロ・円は125円56銭まで下落後、126円73銭まで反発。ポンド・ドルは1.3086ドルまで下落後、1.3145ドルまで反発した。ドル・スイスは0.9268フランから0.9307フランまで上昇した。《MK》

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