英ポンド週間見通し:下げ渋りか、原油高は支援材料に
2022年3月5日 14:39
*14:39JST 英ポンド週間見通し:下げ渋りか、原油高は支援材料に
■下落、英中央銀行は金融引き締めを急がないとの見方も
今週のポンド・円は下落。ウクライナ情勢の悪化による原油高を意識したポンド買いは縮小し、ユーロ安・米ドル高の相場展開を嫌気してポンド売り・米ドル買いが優勢となった。さらに、英中央銀行は金融引き締めを急がないとの見方が浮上したこと、米ドル・円相場が週末前に円高方向に振れたことから、ポンドは対円でもさえない動きとなった。取引レンジ:151円47銭-155円23銭。
■下げ渋りか、原油高は支援材料に
来週のポンド・円は下げ渋りか。米金融正常化やウクライナの混迷で世界的な株安が続けば、リスク回避的なポンド売り・円買いは継続する可能性がある。ただし、持続的なインフレ圧力も警戒されており、リスク回避的なポンド売りがさらに強まる可能性は低いとみられる。原油高は引き続きポンド買い材料となりそうだ。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・11日:1月鉱工業生産(12月:前月比+0.3%)
予想レンジ:150円00銭-155円00銭《FA》