佐川急便、不在荷物を郵便局で受け取れる実証実験
2022年3月3日 17:51
日本郵便と佐川急便は1日、昨年の9月10日付けで締結した協業に関する基本合意に関する取り組みを発表した。新たな協業の取り組みとして、幹線輸送の共同化を3月1日から稼働させる。輸送共同化により輸送車両を削減し効率化を図る。また佐川急便が配達中に不在で持ち戻った荷物を、近くの郵便局で受け取り可能にする実証実験を実施する。実証実験は東京都内の数局で行われ、拠点受け取りの共同化により利便性向上を図るとしている(日本郵便ニュースリリース[PDF]、Impress Watch、ECのミカタ)。 また一部地域で実施していた日本郵便のポスト投函型の小型宅配「ゆうパケット」を活用した「飛脚ゆうパケット便」を全国に展開する。これは佐川急便で預かり、日本郵便に差し出しが行われ、日本郵便が配達する仕組み。また国際郵便サービス「EMS」を2月から全国の佐川急便で取り扱うようになったほか、郵便局物販サービスが販売する冷凍商品を佐川急便の「飛脚クール便」で配送するサービスも3月1日から開始している。