舞台『夏の砂の上』田中圭が職を失い妻に家出される主人公に、栗山民也演出で東京ほかツアー公演
2022年2月24日 12:12
舞台『夏の砂の上』が2022年11月に東京・世田谷パブリックシアターで上演され、その後、兵庫、宮崎、愛知、長野にてツアー公演が実施される。田中圭、西田尚美、山田杏奈らが出演する。
■舞台『夏の砂の上』“複雑な家族の物語”を描く
『夏の砂の上』は、複雑な家族の物語を描いた、劇作家・演出家の松田正隆による戯曲。長崎を舞台に、職を失い妻に家出される主人公・小浦治と、彼を取り巻く人々の心情を、何気ない会話から細やかに映し出した作品だ。
■田中圭・西田尚美・山田杏奈ら出演
今回演出を手掛けるのは、世田谷パブリックシアターで『彼女を笑う人がいても』などを上演してきた栗山民也。キャストには、舞台・映画・ドラマと幅広く活躍する田中圭や西田尚美に加え、『夏の砂の上』が初舞台となる山田杏奈が名を連ねる。
■舞台『夏の砂の上』あらすじ
ある地方都市、坂のある街。坂にへばりつく家々は、港を臨む。港には錆びついた造船所。夏の日。セミも暑がる午後。
造船所の職を失い、妻・恵子に捨てられた小浦治のもとに、家を出た恵子が現れる。恵子は4歳で亡くなった息子の位牌を引き取りに訪れたのだが、治は薄々、元同僚と恵子の関係に気づいていた。その時、治の妹・阿佐子が16歳の娘・優子と共に東京からやってくる。
阿佐子は借金返済のため福岡でスナックを開くと言い、治に優子を押し付けるように預けて出て行ってしまう。治と優子の同居生活が始まる。
■公演概要
舞台『夏の砂の上』
作:松田正隆
演出:栗山民也
出演:田中圭、西田尚美、山田杏奈、ほか
■東京公演
上演時期:2022年11月
会場:世田谷パブリックシアター
住所:東京都世田谷区太子堂4-1-1
※兵庫、宮崎、愛知、長野にてツアー公演あり
【問い合わせ先】
世田谷パブリックシアターチケットセンター
TEL:03-5432-1515