オークファン 1Q減収も、商品流通プラットフォーム事業で流通量・利用者の増加が好調に推移
2022年2月15日 13:27
*13:27JST オークファン---1Q減収も、商品流通プラットフォーム事業で流通量・利用者の増加が好調に推移
オークファン<3674>は14日、2022年9月期第1四半期(21年10月-12月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比43.2%減の16.82億円、営業利益は同94.3%減の0.69億円、経常利益は同94.4%減の0.68億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同96.3%減の0.33億円となった。
在庫価値ソリューション事業の売上高は前年同期比1.8%減の5.74億円、営業利益は同29.3%増の1.21億円となった。主なサービスは同社が保有する流通相場データを活用した「aucfan.com(オークファンドットコム)」となり、主たる収益源は有料課金収入となる。その他、専門知識がなくても直感的に操作できるRPAツール「オークファンロボ」、EC販売支援サービス「タテンポガイド」、副業・複業として物販ビジネスを行なう事業主を対象とするスクール形式の副業支援サービス「good sellers(グッドセラーズ)」等がある。
商品流通プラットフォーム事業の売上高は前年同期比14.1%減の9.59億円、営業損失は0.64億円(前年同期は0.67億円の利益)となった。BtoB卸モール「NETSEA(ネッシー)」及び滞留在庫・返品・型落ち品などの流動化支援を行う「NETSEAオークション(旧リバリューBtoBモール)」を中心として、流通量・利用者の増加が好調に推移しており、さらなる流通額最大化を狙った営業・開発体制の強化及び積極的なプロモーションを実施している。
インキュベーション事業の売上高は前年同期比85.1%減の1.93億円、営業利益は同87.8%減の1.40億円となった。営業投資有価証券の売却、投資先企業へのコンサルティング及び新規事業の開発等を実施しており、当第1四半期には営業投資有価証券の一部売却を行っている。
2022年9月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比37.7%減の52.00億円、営業利益は同82.9%減の1.00億円、経常利益は同86.6%減の0.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同67.0%減の0.50億円とする期初計画を据え置いている。《YM》