今日の為替市場ポイント:ロシアによるウクライナ侵攻の可能性残る

2022年2月15日 08:35


*08:35JST 今日の為替市場ポイント:ロシアによるウクライナ侵攻の可能性残る
14日のドル・円は、東京市場では115円60銭から115円29銭まで弱含み。欧米市場では、115円01銭まで売られた後、115円75銭まで反発し、115円56銭で取引終了。本日15日のドル・円は主に115円台で推移か。ロシアがウクライナに侵攻する可能性は消えていないため、リスク選好的な円売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

報道によると、ロシアのラブロフ外相は14日、プーチン大統領に対し、安全保障を引き出すために外交路線を継続するよう提案したようだ。ラブロフ外相は、安全保障の確保について多くの可能性が残されていること、交渉を継続することは妥当であると考えているようだ。一方、ウクライナのドネツク、ルガンスクの2州が同国からの分離独立とロシアへの併合をプーチン大統領が認める可能性があるとの見方も出ており(ロシア連邦議会下院による決議が必要条件)、ウクライナ問題を巡ってロシアと西側諸国の対立関係がしばらく続く可能性は高いとみられる。《FA》

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