Google、サーバーのファームウエア仕様統一へ取り組み開始

2022年1月27日 10:33

やや時間が経過した話題ではあるが、日経クロステックの記事によれば、Googleがメーカーごとに仕様が異なるサーバー向け機器のファームウエア仕様の統一を考えているそうだ。超大型データセンターを運営するGoogleなどのIT大手企業はサーバーやネットワーク機器などハードウエアの仕様を共通化するOpen Compute Project (OCP)を進めている。しかしOCPで規定されている仕様では、Googleの求めるセキュリティーや管理のしやすさ、耐久性など要件をクリアできないという(日経クロステック)。 現在は各社がそれぞれ使用しているパーツが、自社の要求を満たすかの検証を行っている。しかしその過程においても、部品ごとにファームウエアの仕様が異なる点が検証作業の妨げになっているという。ファームウエアに関するオープンな仕様があれば、検証作業が容易になると考え、Googleは2001年からサーバー部品の各種ファームウエア仕様を標準化する「DC-Stack(Datacenter-ready Integrated System)」という取り組みを開始したとしている。 

関連記事

最新記事