40代から始める副業 人生を充実させるアイデア

2022年1月19日 08:24

 40代から新しい挑戦をするなら、副業がおすすめだ。将来への不安、そして強くなる焦燥感。40代は何かを変えたいが、難しいのが悩みだ。本記事では、40代以降の人生の充実に副業がおすすめな理由について紹介する。

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■40代は心理的に新しい挑戦をすることが難しい

 40歳のことを「不惑」と表現するが、これは孔子が『論語』の中で語った言葉に由来する。「不惑」とは「心に迷いがなくなった」という意味だが、この域に達するのはなかなか難しい。実際の40代と言えば、ビジネスパーソンは責任の重い立場にあり、家庭では子育てに追われ、人によっては親の介護も必要になる。強いプレッシャーにさらされながら過ごす毎日は瞬く間に過ぎていき、人生について立ち止まって考える暇はない。

 時間に押し流されながらも将来を考えると、強い不安と焦燥感に押しつぶされそうになる。現代の40代が置かれる環境は心理的負担が大きく、考える暇がないという意味ではまさしく「不惑」なのかもしれない。40代の中には人生を変えたい、新しい挑戦をしたいという漠然とした欲求があるだろう。しかし、若い頃のように無邪気に夢を見れるわけでもなく、周囲のことを考えると一歩を踏み出すのは難しい。

 キャリアデザインにおいては、40代が挑戦する難しさは顕著だ。転職で環境を変えるのは、キャリアが後退して収入が減るリスクがある。かといって、現状維持にも満足できない。シニア世代に入る前に、このジレンマを解決しなければ、人生の充実からは遠ざかってしまうだろう。

■40代の副業は低リスクで人生を充実させるのに効果的

 2021年12月、フランチャイズWEBリポート(Dai運営)は「収入に関する意識調査」を発表した。これによれば、「2021年収入アップのため新たなチャレンジをしましたか?」という質問に対し、40代で「はい」と回答したのは23.0%だった。同じ質問に対して、30代は36.5%、20代は48.2%が「はい」と回答。データからも、若い世代の方が新しい挑戦に積極的で、40代以降では割合が減る傾向にあることが分かった。

 しかし興味深いのは、チャレンジの内容である。「2021年収入アップのため新たなチャレンジをした」と回答した40代のうち、副業にチャレンジしたのは最も多い45.4%だった。副業が選ばれるのは、現在と将来の両面において経済的メリットが大きいからである。収入アップのため新たなチャレンジをして得られた金額への回答結果では、40代や50代の方が若い年代よりも多かった。

 副業は、転職のようにキャリアや収入に大きなリスクがなく、成功すればむしろキャリアアップに繋がる。本業と並行して行えるので、ライフスタイルを維持したまま新しいチャレンジができるのも40代にとって大きなメリットだ。置かれている環境から、40代は心理的に新しい挑戦がしにくいが、副業に関してはむしろ若い年代よりもチャンスが大きい。

 新しい生きがいや働きがいを得ることは人生を充実させるのに効果的であり、副業はそれを低リスクで実現できる。40代で新鮮な刺激と収入アップを求めているなら、副業を始めてみてはいかがだろうか。(記事:西島武・記事一覧を見る

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