横浜・関内駅近くの大型複合施設、星野リゾートによるホテルなど
2022年1月8日 17:24
横浜市現市庁舎街区活用事業により、星野リゾートによるホテルやDeNAが運営するライブビューイングアリーナを備えた複合施設が2025年中に開業予定だ。
■横浜市庁舎の跡地に新複合施設
横浜駅からすぐ、人気観光地のみなとみらい地区からも近い関内。その関内に開業予定の地上30階の新たなランドマークは、2020年5月に移転した横浜市庁舎の跡地で進められる事業によるもので、「観光・集客」「国際的な産学連携」という2つのテーマのもと、新築棟(=タワー棟)と行政棟が建設される。
コンセプトは「ミナトマチライブ(MINATO-MACHI LIVE)」。体験型観光サービスを充実させるとともに、新産業創造拠点とイノベーションオフィスを展開。開放的でシンボリックな空間の創出を目指す。
「観光・集客」をテーマとする施設には、DeNAが運営する国内最大ビジョンを設けたライブビューイングアリーナをオープン予定。また観光回遊拠点となる星野リゾートのホテル開業するという。さらに、有隣堂が運営する「横浜の発展史」を伝承する文化交流拠点、テクノロジー×教育×スポーツ体験を実現するエデュテインメント施設が建設される見込み。
一方「国際的な産学連携」をテーマとする施設には、イノベーションオフィス、新産業創造拠点、 ウェルネスセンター、大学が展開される。
<フロア構成等>
■新築棟
1~3階 ライブビューイングアリーナ、新産業創造拠点、商業施設
4、5階 エデュテインメント施設
6、7階 ウェルネスセンター
10 階 オフィスロビー等
11~14階 大学
15~30階 オフィス
(※8、9階は機械室)
■行政棟
1、2階 商業施設
3~8階 ホテル
■ライブビューイングアリーナ
DeNAが運営する新築棟(=タワー棟)のライブビューイングアリーナでは、スポーツを中心としたコンテンツや、周辺地区の音楽施設との連動により、365日多様なエンターテインメントを発信していく。最大の見どころは、臨場感あふれる国内最大ビジョンとなるようだ。
横浜スタジアムでのイベントが無い日も含め、だれも自由かつ気軽に集い、にぎわいを創出するような場所を目指す。屋外の駅前広場との一体利用できるような設えを予定している。
■星野リゾートによるレガシーホテル
星野リゾートによるホテルは、行政棟を保存活用した横浜探訪の拠点となる。ガイドブ
ックに載っていない周辺地区の“穴場スポット”をガイドする「地域探訪ツアー」を実施する予定となっており、数ある星野リゾートの運営ブランドの中でも、ここにしかない観光情報の発信源となりうるレガシーホテルが入る予定だ。
■緑溢れる「くすのきモール」
現在の「くすのき広場」を継承した、オープンで緑豊かな回遊動線となる「くすのきモール」も本事業によって整備される予定。大通り公園の緑や関内中央部とつながる開放的な空間は、訪れる人の憩いの場にもなるだろう。
なお、本事業は、三井不動産を筆頭に、鹿島建設、京浜急行電鉄、第一生命保険、竹中工務店、ディー・エヌ・エー、東急、社関内ホテルマネジメント(星野リゾートの全額出資子会社)で遂行される。
【詳細】
横浜市現市庁舎街区活用事業
開業予定:2025年中
住所:神奈川県横浜市中区港町1丁目地内
※上記は2019年9月4日時点の情報(提案内容)。
※イメージパースは事業提案時のものであり、今後、変更する可能性あり。また、イメージパースは応募書類から転載したものであり、著作権は応募者に帰属する。