阿部サダヲの演技にゾッとする・・ 映画『死刑にいたる病』特報映像解禁
2022年1月7日 11:49
2022年5月公開のサイコサスペンス映画『死刑にいたる病』より、このほど、特報映像が初解禁された。
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■櫛木理宇の小説を、白石和彌監督により映画化
映画『死刑にいたる病』は、「ホーンテッド・キャンパス」シリーズなどで知られる作家・櫛木理宇の同名小説を原作としたサイコサスペンス。20件を超える殺人容疑で逮捕された死刑囚から1件の冤罪証明を依頼された大学生が、ある殺人事件の真相を追うというストーリー。その先に、どんな真実が隠されているというのか……。
監督を手がけるのは、衝撃的な実際の事件をもとにした映画『凶悪』(13年)で注目を集めた白石和彌。また、死刑判決を受けた連続殺人犯の榛村(はいむら)役を、映画『舞妓Haaaan!!!』(07年)の阿部サダヲが、榛村から手紙を受け取る大学生・筧井雅也役を、映画『望み』(20年)などに出演し第44回日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞した岡田健史が、それぞれ演じる。
■阿部サダヲと岡田健史が対峙する特報映像解禁
公開された特報映像は、手紙を受け取った雅也(岡田健史)が拘置所で榛村(阿部サダヲ)と対峙するシーンのもの。
24人の若者を残忍に殺したとされるその男は、清潔感のある身なりをし、丁寧で穏やかな口調で話す。だが、一切の感情が見えない目はあまりにも不気味でゾッとする……。鬼畜でサイコパスな榛村を、阿部サダヲが高い演技力で見事に演じていることがこの映像で十分わかる。
阿部サダヲは公式サイトに、「俳優をやっていて、“1度は手を出してみたい役”を頂けたので楽しんで演じた」とコメントを寄せている。
また映像では、事件を追って奔走する雅也の姿や、燃える小屋の前に座り不気味な笑みを浮かべる榛村、雨の森で血まみれで脚を引きずられる女性なども映し出される。暗鬱とした上質なサイコサスペンス映画である予感に、公開が待ち遠しい。
■映画『死刑にいたる病』あらすじ
大学生・雅也(岡田健史)のもとに、ある日1通の手紙が届く。差出人は、世間を震撼させた史上最悪の連続殺人犯・榛村(阿部サダヲ)。24件の殺人容疑で逮捕され、うち9件で立件・起訴、死刑が確定していた。この榛村という男は、雅也が幼い頃によく通ったベーカリーの店主であった。
榛村の用件は、1件の冤罪証明。他の罪は認めるが、最後の1件だけは他に犯人がいると言うのである。雅也は独自に事件について調べ始める。そこには、想像を超える驚愕の真実があったーー。
(記事:ヤスダ ユウカ・記事一覧を見る)