映画『オートクチュール』ディオールのアトリエ舞台の感動作、孤高の針子役にナタリー・バイ

2021年12月31日 16:58

 映画『オートクチュール』が、2022年3月25日(金)に新宿ピカデリー、HTC 有楽町、Bunkamura ル・シネマ他全国にて公開される。

■ディオールのアトリエを舞台に

 映画『オートクチュール』は、フランスの一流メゾン・ディオール(DIOR)のアトリエを舞台に、“出会うことのなかった二人”の人生が交差する姿を描いた感動ストーリーだ。時に反発し合いながら、時に母娘のように、そして親友のように、厳しいオートクチュールの世界で彼女たちが<本当に大切なもの>を手に入れるまでの姿を、美しいドレスの数々と共に描き出す。

■オートクチュールのお針子と盗人の運命的な出会い

 物語の主人公となるのは、引退を目前に控えたアトリエ責任者のエステル。完璧主義である彼女はアトリエの中でも近寄りがたい存在だが、プライベートではバラに話しかけるしか楽しみがない孤独な一面を持っている。

そんな彼女が運命的に出会ったのは、地下鉄で遭遇した“ひったくり”の犯人・ジャド。その滑らかに動く指先にドレスを縫い上げる才能を直感したエステルは、なんとジャドを見習いとしてアトリエに迎え入れてしまい?

 主人公・エステル - ナタリー・バイ

ディオール オートクチュール部門で働く。オートクチュールの世界で活躍してきた、引退間際の孤高の針子。ジャドにハンドバッグを盗まれるが、警察に突き出す代わりに、エステルは彼女の世話をすることを決心。エステルの唯一の財産である、ドレスを縫い上げる卓越した技術、クリエイションの真髄を受け継ぐ相手になり得ると直感。

主演のエステルを演じるのは、フランスを代表する名女優ナタリー・バイ。仕事とプライベートで二面性を持つ複雑な彼女の内面を、見事に演じ分けた。

ジャド - リナ・クードリ
ジャドは移民二世の少女。手先が器用。新しい仕事と生活に不器用にも挑戦する。エステルとは、反発し合いながらも、母娘、親友のように過ごす。ジャドはエステルより“指先から生み出される美”を授がれていく…。

演じるリナ・クードリは、ウェス・アンダーソン監督作品『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』の公開を控えている。映画界で大ベテランのバイを相手に、ののしり合う圧巻の演技力に注目だ。

■ディオール専属の現役クチュリエールが衣装監修

 映画『オートクチュール』は、実際にディオール専属の現役クチュリエ―ルが衣装監修を務めた、美しいコレクションピースの数々も見どころだ。初代”バー”ジャケットや重ねづけされたプリーツが軽やかに揺れる”フランシス・プーランク”ドレス、ムッシュー・ディオール直筆のスケッチ画など、ディオール・ヘリテージに保管されていた貴重な品がスクリーンに登場する。

作品詳細

映画『オートクチュール』
公開日:2022年3月25日(金)新宿ピカデリー、HTC 有楽町、Bunkamura ル・シネマ他
監督・脚本:シルヴィー・オハヨン
出演:ナタリー・バイ、リナ・クード、パスカル・アルビロ、クロード・ペロン
2021 年|フランス|カラー|シネスコ|5.1ch|100 分|原題:Haute Couture|G

関連記事

最新記事