雪道でスタックした時のために、あると便利な身近な用品
2021年12月31日 08:59
冬になると、寒波到来のニュースも良く耳にするようになり、普段はあまり雪が降らない地域でも、大雪となることもある。そんな時には、クルマでの走行はできるだけ避けた方が良いが、大雪でクルマがスタックした場合の緊急脱出用に、いらない毛布やスコップなどをクルマに忍ばせておけば、いざという時に役に立つ。
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寒気の流入で記録的な大雪となり、クルマの立ち往生が相次ぐというニュースも目にする。どんなに寒く厳しい冬でも、クルマで出かける必要がある人はいる。年末年始になれば、帰省にマイカーを使い、帰省先でもクルマで出かける人も少なくないだろう。
自宅の周りであれば状況を把握しているため、大雪に遭遇しても何らかの対応が取れるかもしれない。だが自宅から遠く離れた場所では、普段とは勝手が違うこともある。昔は大雪に遭遇してクルマがスタックした時のために、麻袋をトランクに忍ばせていた。
麻袋を雪で空転するタイヤと雪の間に入るように置くと、スタックしたクルマも抜け出すことが可能だ。これは麻袋により、雪とタイヤの間の摩擦係数を高められるためだが、いらない毛布やバスタオルでも代用が効く。
ただし、空転したらすぐ、タイヤの下に入るように毛布やバスタオルを置かなければ、効果は期待できない。というのも、長く空転させるとタイヤが雪を掘って埋まってしまい、クルマの下回りが雪に接触してさらに脱出を困難とさせるからだ。
そこで、スコップを持っていると役に立つ。一般的な土を掘るスコップでも良いが、アルミ製の軽いスノースコップが扱いやすくて良い。スコップがあれば、スタックした時の雪かきや、駐車中のクルマ周りの雪をどかす作業にも使える。
大雪の日は、できるだけ外出しない方が賢明だが、やむを得ない場合に備えてクルマに雪道対策の準備をしておくことが必要だ。
お勧めの用品は、これまで紹介したもののほかに、長靴や軍手もあった方が良い。クルマのワイパーも出来ることなら、スノーワイパーに交換することをお勧めする。解氷スプレーやクルマに積もった雪を落とす雪かき棒もあると便利だ。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る)