商品棚や床に意味深な表示、防犯カメラ意識させ万引被害減らす取り組み

2021年12月24日 08:31

心理的な誘導を用いて防犯対策を行う試みが愛知県警などで行われているという。愛知県警が導入したのは玄関ドアの鍵の掛け忘れを防ぐ「ただいまシュート」というもの。内鍵のつまみの上にバスケットボール、施錠時の横になる部分にゴールリングが描かれており、つまみをひねるとボールがゴールに入ったように見える仕組み。子どもたちが楽しみながら施錠を習慣化できるのだという(時事ドットコム)。 このほか、愛知県警常滑署が導入したものは、黒地に白文字で「万引き防止」「実験II」とだけ記された紙片を陳列棚などに掲示する方法。1000枚ほどを5カ月間掲示したところ、万引き被害額が前年同期に比べ約3割減少したとしている。こうした方法は仕掛学と呼ばれる心理的な誘導で無意識に人の行動変容を促す技術を用いたものだとしている。 

関連記事

最新記事