ダイハツ、新型「ハイゼット カーゴ」発売 新型「アトレー」は4ナンバー化
2021年12月20日 16:10
ダイハツ工業は20日、軽商用車「ハイゼット カーゴ」、「アトレー」およびそれらをベースとした特装車、福祉車両を17年ぶりにモデルチェンジしたほか、「ハイゼットトラック」、「ハイゼットトラック」をベースとした特装車をマイナーチェンジして販売を開始した。
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現行のハイゼットカーゴとアトレーは2004年に登場したため、17年ぶりのフルモデルチェンジとなる。ハイゼットトラックは2014年に現行モデルにモデルチェンジしているため、今回はマイナーチェンジとなる。
今回のモデルチェンジで注目すべき点は、アトレーが5ナンバーの乗用モデルから4ナンバーモデルに規格変更された点だ。今までアトレーワゴンとして販売されてきた5ナンバー規格は、1998年の軽自動車規格変更によって1999年から登場していたモデルのため、元の商用モデルに戻った形だろう。
だがハイゼットカーゴというもう1つの商用モデルがあるので、差別化を図るため、アトレーならでは質感が高いインテリアデザインと快適装備を採用。そして商用車ならではの広い荷室空間とし、積載性を高めた。
そしてもう1つ新しい点が、FR車にもCVTを採用したことだ。軽自動車には、古くからCVTがFF車に採用されてきたが、FR車に採用されるCVT軽商用車は珍しい。4WD車にも採用されており、こちらはクラス初採用となる。
CVTの利点は、一般的なAT車に比べて燃費性能に優れているほか、発進加速から高速域まで静粛性に優れている。このことから、仕事で長く運転するドライバーへの負担はかなり軽減されるだろう。
安全面では予防安全機能スマートアシストをグレード別に設定。メーカーオプションの6.8インチスマホ連携ディスプレイオーディオまたは、9インチスマホ連携ディスプレイオーディオを別途装備すれば、様々な機能を表示可能だ。
ダイハツの軽商用車も、先進技術を大幅に取り入れ、現代にマッチした新型となって登場した。価格は先代カーゴで比べると、上級モデルで旧型が139.5万円、新型が160.6万円と20万円ほど高くなった。
ダイハツでは、発表展示会を2022年1月15日~23日に予定している。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る)