池井戸潤の小説『アキラとあきら』実写映画化、竹内涼真×横浜流星が“真逆の宿命”を背負う銀行員に
2021年11月27日 12:34
池井戸潤の小説『アキラとあきら』が実写映画化。竹内涼真、横浜流星をW主演に迎え、2022年夏に公開される。
■池井戸潤の小説『アキラとあきら』を実写映画化
『半沢直樹』『陸王』など数々のベストセラーを生み出してきた作家・池井戸潤。今回実写映画化される『アキラとあきら』は、2017年に徳間書店から文庫が発売されると、全国書店・ネット販売にて小説部門売上1位を記録&50万部を突破。同年にWOWOWにて映像化された連続ドラマ版は、第34回ATP賞テレビグランプリを受賞し、高い評価を得た。さらに、2020年8月には集英社から文庫(上下2巻)が再販され、現在の累計発行部数は約70万部を突破している。
<『アキラとあきら』あらすじ>
日本を代表するメガバンク・産業中央銀行に、新入社員・山崎瑛(やまざきあきら)と階堂彬(かいどうあきら)が入社してきた。同期の中でもズバ抜けて優秀な2人だが、その性格は正反対。自らの過去から「人のために金を貸す」という熱き信念を持つ【瑛:アキラ】と、大企業の御曹司に生まれ冷めた目で仕事に取り組む【彬:あきら】。
ライバルとして日々しのぎを削っていたが、とある案件で自らの理想と信念を押し通した結果、【瑛:アキラ】は左遷されることに。一方、順調に出世していた【彬:あきら】の前にも、血縁というしがらみが立ちはだかる。やがて、何千人もの人生が懸かった巨大な危機が巻き起こる。果たしてこの過酷な試練を乗り越えることができるのか…絶望的な状況を前にした時、2人の宿命が重なり合い、【アキラとあきら】の奇跡の逆転劇が始まる!!
■竹内涼真×横浜流星が“正反対”の銀行員に
キャストは、竹内涼真と横浜流星がW主演。零細工場の息子と大企業の御曹司、真逆の宿命を背負う2人の銀行員を、彼らがどのように演じるのか注目したい。
■山崎瑛...竹内涼真
人を救うバンカーになるという理想を胸に、どんな融資先にも全力でぶつかる熱き銀行員。父の町工場の倒産、夜逃げと貧しく辛い幼少時代を過ごした過去を持つ。演じるのは、映画『センセイ君主』やドラマ『君と世界が終わる日に』などで主演を務めた竹内涼真。池井戸作品は『下町ロケット』『陸王』に続き3作目の出演にして初主演。これまで企業側の役柄を演じてきた竹内が、初のバンカーに挑む。
【竹内涼真 コメント】
池井戸さんの作品に出演させて頂くのは3度目で、ご縁があるなと感じています。過去2作では企業側の立場でしたが、今作で初めて銀行マンを演じさせて頂きます!大きな壁にぶち当たり、苦しんで、時にぶつかり合って奮闘するリアルな姿を表現することにこだわり、現場で三木監督や流星君と話し合いながら、気持ちを込めて撮影しました。
全国の働くみなさんにエールを送れるような映画になっていると思います。是非スクリーンでご覧いただけたら嬉しいです!
■階堂彬...横浜流星
冷静沈着で頭脳明晰な銀行員。老舗海運会社・東海郵船の御曹司で、親戚との軋轢や足の引っ張り合いに嫌気がさし、自ら後継ぎの座を退いた過去を持つ。担当するのは、『あなたの番です 劇場版』『噓喰い』『流浪の月』など待機作を多数控える横浜流星。初出演となる池井戸作品で、主演を務める。
【横浜流星 コメント】
池井戸さんの作品は以前から好きだったので、参加することができ、嬉しいです。大企業の御曹司でありながら銀行員ということで、姿勢や立ち振る舞い、堂々とした存在感を意識していました。銀行員としても一から学びました。竹内くんとは見つめ合うシーンが多く、『照れるね』と笑いながらも熱く意見を交わし合い、2人の関係性を作っていきました。
生まれも育ちも違い宿命を背負い、運命に抗って生きてきた2人が出会い、お互いを認め合い、刺激しあいながら苦悩と向き合い、手を取り合う。そんな2人のライバルでもあり硬い絆で結ばれている関係性は台本を読んで、素敵だなと思ったし、心が熱くなりました。スピード感がありラストにかけて高揚感を感じてもらえると思いますのでお楽しみに。
■監督は『ソラニン』三木孝浩
監督は三木孝浩。『ソラニン』『僕等がいた』など爽やかな青春映画や恋愛映画の名手でありながら、WOWOW連続ドラマW『闇の伴走者』ではミステリー・サスペンスの緊迫感を表現し、その幅広い演出力で高い評価を受けている。竹内涼真とは『青空エール』、横浜流星とは『きみの瞳が問いかけている』以来、それぞれ2度目のタッグとなる。
【詳細】
映画『アキラとあきら』
公開時期:2022年夏全国東宝系ロードショー
出演:竹内涼真、横浜流星
原作:「アキラとあきら」(池井戸潤著/集英社文庫刊)
監督:三木孝浩
脚本:池田奈津子
企画:WOWOW
制作プロダクション:TOHOスタジオ
配給:東宝