Microsoftゲーム部門の責任者、レトロゲーム保存運動を提言
2021年11月26日 08:11
GIZMODOの記事によると、Microsoftのゲーム部門を率いるフィル・スペンサー(Phil Spencer)氏は、古いゲームを文化的に保存するため、ゲーム業界がエミュレーションに寛容であるべきだと主張した。(GIZMODO)。 昔VHSテープで録画した動画を現段階で再生できる環境が希少になっているのと同様に、ビデオゲームはテクノロジーの進化に対応できるほどの順応性がない。しかも本や映画などのように、VHSテープからDVD、Blu-rayといった新しいメディアに対応した形で提供されるのは、任天堂のバーチャルコンソールなどでリバイバルされるごくわずかなゲームしかない。 フィル・スペンサー氏は、任天堂などはこうしたアプローチを好まないだろうが、レトロなタイトルに興味のあるゲーマーがアクセスできるよう、最新機器でゲームがプレイできるようなエミュレーションに対して寛容な姿勢を取るべきだとしている。 あるAnonymous Coward 曰く、 スペンサー氏の発言は俗に「アバンドンウェア」と呼ばれる、出荷終了から時間が経ち、権利者の存在や健全な収益化への積極性が認められないゲームやソフトウェアの公共財化を目指すものと考えられる。