「very」の代わりに使いたい! ネイティブらしく聞こえる英単語
2021年11月15日 07:24
英語には、「とても」や「非常に」など程度を強調する修飾語「very」がある。英語学習者に限らず、ほとんど誰でも知っているほど有名で、実際、使い勝手に優れた便利な単語だ。ただ、使いすぎに注意したい言葉でもある。「very」ばかり連発すると非常に子どもっぽく聞こえてしまうので、特にビジネス英語では他の言葉に置き換えたい。
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■「very good」より「amazing」
「very」は便利な副詞だが、それ自体の意味としては非常に曖昧である。その曖昧な言葉でよくある形容詞を修飾しても、ますます曖昧になってしまうだろう。
たとえば、「very good」はよく使われる表現だが、使われすぎているがゆえに非常にありふれた陳腐なフレーズになってしまった。「本当によかった。すばらしい」と強い気持ちを表したいのであれば、「very good」よりも「great」や「amazing」などがふさわしいだろう。
「good」と同じく、「very」で修飾するよりも別の言葉に置き換えた方が、意味が明確になるケースは多い。以下、いくつか例を紹介してみよう。
■important
「重要な」「大切な」と言いたい時に便利な「important」だが、重要性を強調したいからと言って、「very important」の一本調子ではいただけない。それではなく、「crucial」の1語を使う方がスマートだ。たとえば、以下のように使ってみよう。
She played a crucial part in the company’s growth.
(彼女は社の成長にとって極めて重要な役割を果たした)
Your work is crucial to our company’s success.
(君の働きが我が社の成功には不可欠だ)
■cute
日常会話でよく使う形容詞が「cute」だ。日本語で「かわいい」と言いたい時にはつい使ってしまいがちだが、日本語の「かわいい」同様、これも連発すると幼く聞こえてしまう。「とてもかわいい」と強調したい時は、代わりに「adorable」を使ってみよう。日本語にすると「cute」と同じく「かわいい」や「かわいらしい」になってしまうが、それよりはネイティブらしさが増すだろう。
She is wearing an adorable dress.
(彼女はとてもかわいらしいドレスを着ている)
ただし、「adorable」をさらに強調しようとして、「very adorable」とは言わないように。「adorable」自体が強意を表すため、それ以上、程度を強めることができないからだ。また、「adorable」はどちらかと言うと女性がよく使う言葉である。男性が連発すると妙な印象を与えてしまうことがあるので注意したい。
■perfect
「adorable」と同じく、「perfect」も「very」で強調することはできない。日本語で「非常に完璧」などと言わないのと同じだ。たとえば以下のように、もし「perfect」では強調し足りないと感じるなら、「flawless」を代わりに使ってみよう。
The project went flawless thanks to your help.
(君のおかげでプロジェクトはこの上なくうまく言った)(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る)