ホンダ、新型「インテグラ」発表 アキュラブランドから 1.5LVTECターボエンジン搭載
2021年11月14日 07:34
ホンダのアメリカ現地法人であるUSホンダは、新型「インテグラ」のプロトタイプを公開した。2022年よりホンダの高級ブランドのアキュラから発売されることになっている。生産はオハイオ州にあるメアリーズビル工場で行われ、アメリカでのインテグラの生産は初めてとなる。価格は3万ドル、日本円ではおよそ341万円。
【こちらも】ホンダ、中国でのEV戦略発表 第1弾はヴェゼルベースEV「e:NS1」「e:NP1」
公開された動画では、初代アキュラも登場し、若者とシフトフィーリングを楽しむセンセーショナルなものになっている。
■新型インテグラ 概要
今回公開された新型インテグラは、クーペともとれるルーフラインを持った5ドアプレミアムスポーツコンパクト。エクステリアは以前、少しだけ発表されていたが、今回のお披露目で全貌が見えてきた。
ヘッドランプはJewelEye LEDヘッドライトを採用。形状はこれぞアキュラともとれるデザインだが、内部構造はこれまでにないような、V字型からグリルに向かってストレートに伸びるラインになっているのが特徴。これがおそらくポジションランプ、アクセサリーランプ、デイタイムランプになるだろう。運転席側のヘッドランプ下にはインテグラの車名がエンボス加工で彫られているが、あまり見たことのないようなスタイルでもあり、これが5代目インテグラのトレードマークとなる。
グリルはTypeSコンセプトで初めて採用されたフレームレスのダイヤモンドペンタゴングリルで、これもアキュラのトレードマークとなる。テールランプは歴代のインテグラからヒントを得た「Chican」というライトシグネチャーを採用しており、助手席側テールランプの下部フェンダーにも車名が彫られている。またデュアルエキゾーストフィニッシャーにも目が惹かれる。
エンジンは高出力の1.5LVTECターボチャージャーエンジンを搭載。インテグラが純正ターボを搭載するのは初めてのことである。シフトは6速マニュアルトランスミッションを搭載するが、ATモデルもラインアップされるだろう。ディファレンシャルはLSD(リミテッドスリップディファレンシャル)を採用した。
足回りの詳細は発表されていないが、19インチタイヤ、スプリットファイブスポークホイールを採用し、ブレーキにはブレンボ製の大型ハイパフォーマンスブレーキが取り付けられる。 現在は主に外観やエンジンなど簡単なスペックのみの紹介だが、より詳細の情報は来年の市場導入前に発表される予定だ。(記事:キーパー・記事一覧を見る)