英語のコミュニケーションを円滑にするスモールトーク 使用例は?

2021年11月2日 08:02

 日本語の日常会話と同様に、英会話でもいきなり本題から入るのではなく、軽い世間話等で場を暖めてから本題に入るのが一般的だ。世間話のことを英語では「small talk(スモールトーク)」と言うが、スモールトークができるかどうかで初対面の人とのコミュニケーションが決まる。

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 もちろん道を尋ねるだけのような場合なら、前置きなしに本題だけでかまわないが、ビジネスでもプライベートでもある程度コミュニケーションを構築する必要があるのであれば、英語のスモールトークをいくつか用意しておいた方がよいだろう。そこで今回は、職場や日常で役に立つスモールトークの例をいくつか紹介したい。

■職場で使えるスモールトーク

 外国人と仕事をする機会があるなら、ぜひ使ってみたいスモールトークをいくつか紹介する。まず、初対面の相手に使えるフレーズとしておすすめなのが、「So, how did you get into (career)?」だ。お互いマーケティングの仕事を長くやっているのなら、「How did you get into marketing?」と言えば、会話のきっかけとしてごく自然だろう。

 そこから会話が進展していけば、次のような話題を投げかけるのもよい。

 What is the best (worst) career advice you've ever received?

 これまで得たキャリアに関するアドバイスについて尋ねたものだが、これは会話の潤滑油としておすすめだ。意外と最悪のアドバイスの方が会話が弾むものである。面白い話を引き出せるかもしれないので、外国人の同僚やビジネスパートナーとの会話でぜひ使ってもらいたい。

■コロナ禍で使えるスモールトーク

 昨今のコロナ禍は世界中の人に影響を与えている。万国共通の話題だから、会話のきっかけとしてスモールトークに利用しない手はないだろう。たとえば、以下のような質問はいかがだろうか。

 Has the pandemic affected you much?

 How has the pandemic changed life for you?

 どちらもコロナ禍でどんな影響を被ったかを尋ねる内容だ。ただし、実際に深刻な被害を受けている人もいる以上、十分な配慮が必要である。相手が話したくなさそうだと察した時には、無理強いしないことは言うまでもない。

■定番の天気に関するスモールトーク

 天気も万国共通の話題だ。特にイギリス人は天気の話題から会話をスタートする人が多いから、いくつか知っておくとコミュニケーションがスムーズになる。もちろん他の国でも天気の話題は最も無難な話題なので、困った時には天気から会話を始めよう。

 なお、凝った言い回しをする必要はない。晴れているなら「It’s a nice day.」や「It’s a beautiful day.」などと、思ったとおりをシンプルに述べればよい。ただ、その際、語尾に「isn't it?」と同意を促す言葉を付け加えると、会話が成り立ちやすくなる。相手から尋ねられた時に何と返せばよいかわからない場合は、「Yes, it’s such a beautiful day.」などと相手の言葉を繰り返すように返事するだけでもよい。

 最後に、どんな天気にも使える気の利いたフレーズを紹介する。

 I saw on the weather this morning that it's going to ( ). What do you think?

 カッコ内は「be sunny 」でも「rain」でも「snow」でもかまわない。日本語にするなら「今朝の天気予報では晴れるって言ってましたが、どう思います?」といった感じだ。最後に「What do you think?」と付けて、相手の話を促すことを忘れないようにしよう。(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る

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