深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢」神戸&東京で - リアルな“金魚”超絶技巧アート、作品約300点を紹介
2021年10月23日 17:21
深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢」が、神戸ファッション美術館にて2021年11月7日(日)まで開催。その後、「金魚鉢、地球鉢。」として東京・上野の森美術館にて2021年12月2日(木)から2022年1月31日(月)まで開催される。
■リアルな“金魚”を描く現代美術家・深堀隆介
深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢」は、“金魚”をテーマにした作品を手がける現代美術家・深堀隆介の展覧会。深堀隆介は、アーティストとしての活動を悩んでいた時期に、放置していた水槽で生き続ける金魚のの美しさに心打たれたことから、金魚をモチーフにした作品制作をスタート。
深堀隆介の描き出す“深堀金魚”の大きな特徴は、ヒレの薄さやウロコの透明感、水の流れまで感じさせる、本物の金魚そっくりの写実的な超絶技巧だ。透明樹脂にアクリル絵の具で金魚を断面的に描き、何層も重ねることで立体感のあるリアルな金魚を表現している。
深堀隆介の、絵画でありながら立体的な質感を生む斬新な手法は“2.5D ペインティング(積層絵画)”と呼ばれ、世界的にも高く評価されている。2020年には西武渋谷店で、2016年には横浜スカイビルでも作品展を開催した。
■新作を含む約300点が集結
深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢」では、新作インスタレーション作品《僕の金魚園》を含む約300点の作品を紹介。本物と見まがうほどの躍動感と不思議な美しさが魅力の“深堀金魚”を存分に楽しめる。
会場には、酒桝や碗、机の引き出しの中といった多彩な空間の中に漂う鮮やかな金魚の作品が勢揃い。中には、ビニール袋の中を泳ぐ出目金を表現した《初出荷 出目金》も登場する。
【詳細】
〈神戸展〉深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢」
会期:2021年9月11日(土)~11月7日(日)
会場:神戸ファッション美術館
住所:兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日、9月21日(ただし9月20日は開館)
入館料:一般 1,000円(800円)、65歳以上・大学生 500円(400円)、高校生以下・神戸市内在住の65歳以上 無料
※カッコ内は有料入館者30人以上の団体料金
※小学生以下は保護者(大学生以上)の同伴が必要
※神戸ゆかりの美術館、小磯記念美術館の当日入館券(半券)で割引
問い合わせ先TEL:078-858-0050(神戸ファッション美術館)
〈東京展〉深堀隆介展「金魚鉢、地球鉢。」
会期:2021年12月2日(木)~2022年1月31日(月)
会場:上野の森美術館
住所:東京都台東区上野公園1-2
休館日:12月31日(金)、1月1日(土)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
入館料:
・前売券 一般 1,400円、高校・大学生 1,100円、小・中学生 600円
※2021年11月6日(土) 10:00~12月1日(水)まで販売。
・数量限定 深堀隆介描き下ろし 金魚飴付き前売券(全2種) 一般 2,200円、高校・大学生 1,900円、小・中学生 1,400円
・当日券 一般 1,600円、高校・大学生 1,300円、小・中学生 800円
※金魚飴付き前売券は数量限定につき、販売枚数に到達次第、販売終了。
※金魚飴付き前売券の「金魚飴」は、観覧日当日に会場内物販コーナーにて引換え。
※「金魚飴<あけすず>」、「金魚飴<みずあわ>」は会場内物販コーナーでも単品販売予定(予定価格:1,000円)。
※未就学児は入場無料。
※小学生以下は、保護者同伴での入場。
※本券は、会期中1枚につき1名1回限り有効。再入場不可。
※チケットは転売禁止。また、払い戻し、交換、再発行は不可。
※障がい者手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、愛の手帳、被爆者健康手帳)持参者は、本人と付き添い1名まで入館無料。
問い合わせ先TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル 9:00~20:00)
■会期終了
・長崎展
会期:2021年3月12日(金)~4月18日(日)
会場:長崎県美術館 県民ギャラリー
・岩手展
会期:2021年4月24日(土)~6月13日(日)
会場:岩手県立美術館 企画展示室
・高知展
会期:2021年7月24日(土)~8月29日(日)
会場:高知県立美術館 県民ギャラリー