岸井ゆきの・浜辺美波共演「やがて海へと届く」2022年春公開決定!
2021年10月22日 11:40
同名小説を原作とした映画「やがて海へと届く」が、2022年春に公開されることが決定した。写真家・木村和平によるビジュアル画像も解禁。本作が映画初共演となる、岸井ゆきのと浜辺美波の親友役に早くも期待が高まる。
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■親友をなくした女性の再生物語
彩瀬まるの話題の小説を映画化した「やがて海へと届く」が、2022年春に公開される。監督・脚本を務めたのは、海外の映画賞などでも注目の高い中川龍太郎。実写化は難しいとされていた原作小説の魅力を存分に引き出し、独自の世界観に仕上げている。
ある日突然、主人公・真奈の前から姿を消した親友・すみれ。月日が流れても親友の死を認められない真奈は、悲しみに暮れながらも新しい人生を歩み出そうとする。
■人気若手女優2人が映画初共演
主人公・真奈を演じたのは、今人気急上昇中の女優・岸井ゆきの。日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した映画「愛がなんだ」では、その高い演技力を見せつけた。本作でも、親友の死という深い闇を心に抱えながら、前を向いて生きようとする主人公の様子を見事に演じている。
真奈の親友・すみれ役には、映画やドラマ、CMなどで活躍中の浜辺美波が抜擢。自由でどこかミステリアスな雰囲気を持つすみれを、のびのびと演じた。映画で共演するのは初だという岸井と浜辺。初共演とは思えぬほどの強い絆を感じさせる、圧倒的な雰囲気を作り上げた。今回解禁となったビジュアル画像からも、花の中に佇む親友2人の温かい空気が伝わってくる。
■岸井「息が出来る場所を探す物語」
心境の変化が難しい役柄を演じた岸井は、本作を「胸が詰まるような思いの先で、息が出来る場所を探す物語」と表現。「自分を満たしていた存在が力ずくで奪われたとき、自分は何を感じてどう喪失と向き合うのだろうと考えた」と語った。
■浜辺「喪失を悲しみとしてだけ残さない作品」
「エンドロールが流れた瞬間にもう1度はじめから見返したくなった」と話す浜辺は「どんなに親しく時間を共に過ごしていても人と人である限り、みえているのは側面でしかないことばかり」と、意味深なコメントも。「言葉にするのが難しいお話」としながらも「喪失を哀しみとしてだけ残さない作品」と語った。
本作を「真奈とすみれの時間や時空を超えた”ラブストーリー”」と表現している中川監督。若手女優2人の魂のこもった演技に、公開が待ちきれない。