11月公開のミュージカル映画『ディア・エヴァン・ハンセン』とは?特別映像公開
2021年10月16日 16:18
11月26日(金)に公開予定のミュージカル映画『(原題: DEAR EVAN HANSEN)』から、主演のベン・プラットをはじめとする豪華キャストが本作の魅力を語る特別映像が公開された。
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■全米に社会現象を巻き起こした傑作ミュージカルの映画化
映画『ディア・エヴァン・ハンセン』は、2016年にブロードウェイで上演されたミュージカルの映画化作品。ある1通の手紙と思いやりからついた嘘をきっかけに、SNSで世界中から注目を浴びることになった男子高校生の姿を描いた、感動の物語だ。
ミュージカルは初上演後すぐに大きな話題となり、チケットは連日完売。ブロードウェイで初めてSNSを取り扱った作品としても注目を集めた。さらに、第71回トニー賞では9部門にノミネートされ、うち6部門で受賞。ほか、第60回グラミー賞最優秀ミュージカルアルバム賞や、第45回エミー賞デイタイム・クリエイティブ・アーツ・エミー賞も受賞している。
そんな全米に社会現象を巻き起こしたミュージカルの映画化作品は、21年11月26日(金)に日本公開される。
■最年少でトニー賞主演男優賞を受賞 “ベン・プラット”とは?
主人公エヴァン・ハンセンを演じるのは、ミュージカル版でも主演を務めたベン・プラット。彼は1993年9月24日生まれ、アメリカ出身の俳優&シンガーソングライター。2002年、9歳からミュージカル俳優として舞台に立ち、キャリアを積んできた。また、ミュージカルコメディ映画『ピッチ・パーフェクト』(12)への出演や、ドラマ『glee/グリー』(09)のライアン・マーフィーが手がけたNetflixドラマ『ザ・ポリティシャン』の主演などでも知られている。
ミュージカル『ディア・エヴァン・ハンセン』の主演に抜擢されたベン・プラットの演技と歌声は、2015年にワシントンD.C.のアリーナステージでの初演で人々を魅了した。舞台はオフブロードウェイを経てブロードウェイの劇場へ移り、ベン・プラットは当時最年少の23歳で第71回トニー賞ミュージカル主演男優賞を受賞。
映画化にあたり、エヴァン・ハンセンを演じるなら彼しかいないとの監督の熱望を受け、出演が実現した。
■本作への期待が高まる特別映像公開
この度公開された特別映像は、主演ベン・プラットをはじめ、コナーの妹ゾーイ役のケイトリン・デヴァー(『ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー』(19))、エヴァンの母親役のジュリアン・ムーア(『アリスのままで』(14))、コナーとゾーイの母親のエイミー・アダムス(『バイス』(18))ら豪華キャスト陣が本作の魅力、そしてベン・プラットの演技と歌声の魅力を語ったものだ。心が震えるような本編映像や歌声も交えた、本作への期待が高まる映像となっている。
映画『ディア・エヴァン・ハンセン』の監督を務めるのは、『ウォールフラワー』(12)や『ワンダー 君は太陽』(17)のスティーヴン・チョボスキー。また、製作や音楽には『ラ・ラ・ランド』(16)、『グレイテスト・ショーマン』(17)のスタッフ陣が集結した。新たな傑作ミュージカル映画の誕生となりそうな予感。ぜひ映画館で見届けたい。
■映画『ディア・エヴァン・ハンセン』あらすじ
友達はおらず、家族にも心を開けないでいる高校生のエヴァン・ハンセンは、ある日、自分宛てに手紙を書いた。宛名は“Dear Evan Hansen(親愛なるエヴァン・ハンセンへ)”、差出人は“君の親友 僕より”。そんな誰にも見られたくない手紙が、ひょんなことから同級生のコナーに持ち去られてしまう。
後日、エヴァンは校長室に呼び出され、コナーが自ら命を絶ったことを知らされる。悲しみに暮れるコナーの両親は、コナーの持ち物からエヴァンの手紙を見つけ、息子とエヴァンが親友だと勘違いする。
初めは誤解を解こうとするエヴァンだったが、彼らを苦しめたくないという思いから、ありもしない思い出話をでっち上げてしまう。その話はコナーの両親や周囲の人の心を打ち、SNSを通じて世界中に広がった。一躍人気者となるエヴァンだが、事態は思わぬ方向へ進んでいくーー。
(記事:ヤスダ ユウカ・記事一覧を見る)