東京地裁、互換インクを使用不能との仕様変更は独占法違反と判定
2021年10月4日 17:33
プリンタ互換品カートリッジを販売していたメーカーが、ブラザー工業に対して設計変更の差し止めと約1500万円の賠償を求めた訴訟で東京地裁は30日、設計変更が独占禁止法違反に当たるとする判決を命じた。この判決ではブラザーの設計変更は「互換品の販売を困難にするため」と認定しており、朝日新聞の記事によれば、
設計変更は「正当性はなく、市場での公正な競争を阻害するおそれがある。不当な抱き合わせ販売だ」と判断した。
としている。なお東京地裁は原告側の設計変更の差し止めに関しては認めていない。