10月4日は証券投資の日 証券各社がイベント開催も
2021年10月3日 16:14
10月4日は「証券投資の日」として、日本記念日協会に登録されている。1996年(平成8年)に、日本証券業協会が、10月4日のゴロ合わせから制定。以来、毎年同日前後には、主に証券会社によるセミナーやイベントが開催されている。
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2020年は、新型コロナウイルス感染症の影響から規模を縮小し、オンラインセミナーをメインに開催された。2021年もオンラインが主だが、各金融機関では工夫を凝らしている。
証券会社大手・松井証券では、10月4日限定で、株式取引手数料を最大2万円キャッシュバックするキャンペーンを開催する。同社の株アプリ経由の取引で、手数料の20%を還元するという。対象取引は、株式取引など現物取引、信用取引(制度・無制限・短期)。
松井証券では、投資の日のキャンペーンを通じて投資を身近に感じてほしいとしている。また、より多くの投資家が株式取引を体験する場として、スマートフォン向けトレーディングアプリ「松井証券・株アプリ」の利用を促進する意味も込められている。
インターネット証券会社の楽天証券では、投資の日に合わせて「みんな最初は初心者だった!ベテラン投資家に聞く、投資初めて物語」として特別ページを開設。ベテラン投資家が初めて投資をした時の体験談などをまとめて紹介している。また、投資レベルをクイズ形式でチェックできるコーナーもあり、特に投資初心者向けのイベントページとなっている。
金融庁の調査によると、NISA(少額投資非課税制度)やつみたてNISAの口座数は、特に20代30代の若者層で増加している。このことから、若い世代でもNISAなど証券投資に興味を持ち、実践しやすい環境になりつつあるといえる。
より安全に投資を行うためには「長期・積立・分散」の3原則を意識すると良い。1回あたりの投資金額を大きくして投資をするよりも、少額を長期的に、つみたてて投資することで複利の効果を得られる。またひとつの投資方法だけを選ぶのではなく、株式投資や国債、投資信託やREIT(不動産投資信託)など投資先を変えることでリスクの分散になることから、より資産を守りながら投資を進めることができる。
10月4日の証券投資の日をきっかけに、投資について学んでみるのもいいだろう。(記事:大野 翠・記事一覧を見る)