英ポンド週間見通し:もみ合いか、中国債務問題に対する懸念残る(訂正)

2021年10月2日 15:48


*15:48JST 英ポンド週間見通し:もみ合いか、中国債務問題に対する懸念残る(訂正)
下記のとおり修正します。
(誤)底堅い動き、金利上昇の思惑強まる
(正)弱含み、金利見通しを巡る思惑で売り強まる

■弱含み、金利見通しを巡る思惑で売り強まる

今週のポンド・円は弱含み。英中央銀行のベイリー総裁は「パンデミックからの景気回復はまちまち」、「サプライチェーンのボトルネックは一過性」との見方を示したことから、リスク回避的なポンド売りが優勢となった。しかしながら、4-6月期国内総生産改定値、9月製造業PMI改定値の上方修正を好感したポンド買いも観測されており、対円レートの下げ幅は縮小した。取引レンジ:149円23銭−152円57銭。

■もみ合いか、中国債務問題に対する懸念残る

来週のポンド・円はもみ合いか。英中央銀行金融政策委員会(MPC)のメンバー内で金融緩和策の早期縮小に前向きな見解が出始めている。ただし、中国恒大集団が債務不履行に陥る可能性は消えていないため、株安などを手がかりにリスク回避的なポンド売り・円買いが再び強まる可能性は残されている。

○発表予定の英国の主要経済指標・注目イベント
・特になし

予想レンジ:149円50銭−151円50銭《FA》

関連記事

最新記事