大規模病院併設のイオンタウン幕張西、10月21日オープン
2021年10月1日 08:11
イオンタウンは、千葉市美浜区幕張西に病床約180床の幕張病院を併設したショッピングセンターのイオンタウン幕張西を、10月21日に開業する。ドラッグストアの「ウエルシアイオンタウン幕張西店」を核店舗に、5つのクリニックで構成する医療モール、専門店が入居する。併設される幕張病院は遅れて2022年夏にオープンする予定。
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イオンタウン幕張西はショッピングセンターとなる鉄骨2階建てのSC棟と幕張病院が入る鉄骨6階建ての病院棟で構成する。延べ床面積はSC棟約4,000平方メートル、病院棟約8,000平方メートルで、SC棟のうち約3,100平方メートルがテナントに賃貸される。出店店舗は医療関係を含めて9店となる。
核店舗のウエルシアイオンタウン幕張西店は調剤薬局併設型で、調剤ロボットや医薬品受け取りロッカーなど最新設備を導入し、オンラインで服薬指導をする。ショッピングセンターの核店舗となるために、食品の品ぞろえを他店舗以上に強化し、千葉・船橋市場直送の農畜産物など地元食材に力を入れる。
ワインやビールなど酒類を幅広く取り扱うほか、肉や魚に合うスパイス、健康志向の惣菜なども目玉に据える。地域住民に開放するコミュニティースペース「ウエルカフェ」では、管理栄養士による栄養相談を受け付けるのに加え、子ども食堂などと連携した食育活動を展開する。
医療モールは内科医院、皮膚科医院、歯科医院、鍼灸接骨院、訪問診療専門医院がオープンする。このほか、フィットネスの「エニタイム」、コインランドリーの「Hare365」が登場する。幕張病院は内科、リハビリ科、精神科の病院で、病床約180床となる。
商業施設にクリニックを併設する医療モールは、高齢化社会に突入して集客力の向上が見込めるとして全国的に増加している。イオンタウン幕張西はそれをさらに一歩進め、大規模病院を併設、医療と物販、サービスが一体化した地域の健康拠点を目指す。(記事:高田泰・記事一覧を見る)