映画『ほんとうのピノッキオ』美しくも残酷な“大人のおとぎ話”、アカデミー賞ノミネート作品
2021年9月10日 18:47
映画『ほんとうのピノッキオ』が、2021年11月5日(金)より全国公開される。
■ピノッキオの“実像”を描くダークファンタジー
1883年に出版されたイタリアの作家カルロ・コッローディの「ピノッキオの冒険」は、100年以上にわたって世界中で読み継がれてきた児童文学で、ディズニーによるアニメーションも有名。ギレルモ・デル・トロ、ロバート・ゼメキスによる新作の制作も進行中だ。
ピノッキオといえば、誰しもが思い浮かべるのは、“嘘をつくと鼻が伸びる”というユニークなエピソード。しかしながら、この名著の主人公の実像を知る人は少ないのではないだろうか。実は、無邪気な操り人形に見せかけて、実は行く先々でトラブルを巻き起こす、“悪童”だということをー。
映画『ほんとうのピノッキオ』は、残酷な原作童話を忠実に描いたダークファンタジー。丸太棒が変身したピノッキオの奇想天外な大冒険を、原点に立ち戻り、“大人のためのおとぎ話”と呼ぶべき神秘的で驚きに満ちた物語に仕上げている。
■圧倒的な映像美で描く“大人のおとぎ話”
メガホンを取ったのは、『ゴモラ』のマッテオ・ガローネ。旅の途上に登場する世にも奇妙な生きものたち、人生の不条理や社会風刺を盛り込んだ寓話的なストーリー展開を、圧倒的な映像美で描き出した。
■アカデミー賞2部門にノミネート
映画『ほんとうのピノッキオ』は、本国イタリアで公開されるとヒットを飛ばし、その年公開のイタリア映画ではNo.1の動員数を記録。ショーレースでも高い評価を得て、第93回アカデミー賞の衣装デザイン賞/メイクアップ&ヘアスタイリング賞の2部門にノミネートされた。
【詳細】
映画『ほんとうのピノッキオ』
公開日:2021年11月5日(金)よりTOHO シネマズ シャンテ他にて全国公開
監督・共同脚本:マッテオ・ガローネ
プロデューサー:ジェレミー・トーマス
出演:ロベルト・ベニーニ、マリーヌ・ヴァクト、フェデリコ・エラピ
後援:イタリア大使館/イタリア文化会館
原題:PINOCCHIO│2019年│イタリア映画│シネマスコープ│上映時間:124分│映倫区分:G│日本語字幕:杉本あり
配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ
<『ほんとうのピノッキオ』あらすじ>
あなたはまだ知らない、本当のピノッキオをー
貧しい木工職人のジェペット爺さんが丸太から作った人形が、命を吹き込まれたようにしゃべり始めた。ピノッキオと名付けられたやんちゃな人形は、ジェペットのもとを飛び出して、森の奥深くへと誘われる。道中、ターコイズ・ブルーの髪を持つ心優しき妖精の言いつけにも、おしゃべりコオロギの忠告にも耳を貸さない。なおも命からがらの冒険を繰り広げるピノッキオは、はたして「人間の子どもになりたい」という願いを叶えられるのだろうか……。
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