英会話で気をつけたい! ネイティブには不自然に聞こえるフレーズ
2021年9月5日 09:16
今回は、ネイティブのような自然な英語を話したいという人のために、ノンネイティブがよくする間違った英語をいくつか紹介したい。もちろん、ネイティブらしさにこだわって話せなくなるより、間違いを恐れず積極的に話す方がよいことは先に断っておく。あくまで、ある程度自分の意図することを英語で伝えられるようになった人が、もう一段レベルアップするために覚えておきたいことなので、余裕があれば気をつけてみてほしい。
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■Have you ever been in 場所
「~に行ったことがありますか?」と尋ねる時に、「Have you ever been」と完了形を使うことはよく知られている。注意したいのは、その後に続ける前置詞だ。場所を表すのでつい「in」を使って、「Have you ever been in Japan?」などと言いたくなってしまうが、これは間違い。正しくは「to」を使う。
「in」を使ったからといって意味が通じないわけではないし、尋ねられたネイティブもこちらの意を組んで答えてくれるだろう。ただ、いかにも初心者がしがちな前置詞のミスなので気をつけたい。たとえば、「日本に来たことがありますか?」と尋ねたい時は、「Have you ever been to Japan?」と「to」を使うと覚えておこう。
■to marry with 人
これも初心者がよくしがちな例だが、「to marry」(結婚する)という動詞に「with」を使うのは間違いだ。たとえば、「彼と結婚してるの?」と尋ねるつもりで、「Are you married with him?」と言うような例だ。
その人との関係性によっては結婚しているかどうか聞くこと自体、失礼なのだが、ここではそれは置いておく。気をつけたいのは、受け身の形で誰かと結婚していると言いたい時は、「with」ではなくて「to」を使って、「Are you married to him?」とする。
ちなみに、「married」と「with」が一緒に使える場合もある。「I am married with kids.」のような例だ。これを見て、「子どもたちと結婚している」と誤解してはいけない。これは、「私は結婚していて、子どもがいる」という意味だ。
■Teacher 〇〇
日本では先生に対して、「先生」という敬称を付けて、たとえば「山本先生」や「鈴木先生」などと呼びかけるのがふつうである。ところが、英語では先生に呼びかける時に、「Teacher Mike」や「Teacher Smith」のように名前や苗字に「Teacher」を付けない。
相手の苗字に、「Mr.」や「Mrs./Miss(Ms.)」の敬称を付けるのがフォーマルな形だ。フレンドリーな関係なら、単にファーストネームで呼びかける場合もある。ただ、どちらがよいかは人によっても違うので、オンライン英会話などで講師への呼びかけに迷った時は、最初に「What should I call you?」と尋ねるのがよいだろう。(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る)