英ポンド週間見通し:もみ合いか、原油価格の動向が手掛かり材料に
2021年8月28日 14:24
*14:24JST 英ポンド週間見通し:もみ合いか、原油価格の動向が手掛かり材料に
■堅調推移、経済制限強化の懸念和らぐ
今週のポンド・円は堅調推移。国内における新型コロナウイルスの感染状況については予断を許さない状態が続いており、一時149円台半ば近辺まで下落した。しかしながら、経済活動が大幅に制限されるとの見方は増えていないことから、リスク回避的なポンド売り・円買いは縮小。米国の早期利上げ観測は後退し、ポンド買い・米ドル売りがやや活発となったことから、週末前にポンド買い・円売りが優勢となった。取引レンジ:149円40銭−151円60銭。
■もみ合いか、原油価格の動向が手掛かり材料に
来週のポンド・円はもみ合いか。英国内で新型コロナウイルス(デルタ株)の感染拡大が報告されており、何らかの経済制限措置が導入される可能性があることから、リスク選好的なポンド買いは抑制される見込み。ただ、原油価格の先高観は消えていないことから、リスク回避的なポンド売り・円買いが大きく広がる可能性は低いとみられる。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・特になし
予想レンジ:150円20銭−152円20銭《FA》