映画「死刑にいたる病」2022年公開決定! 阿部サダヲが連続殺人鬼に
2021年8月25日 08:39
作家・櫛木理宇のサイコサスペンス小説「死刑にいたる病」の映画化作品が、2022年に公開されることが決定した。メガホンを取ったのは、日本映画界注目の白石和彌監督。阿部サダヲ、岡田健史らが出演する。
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■衝撃のサスペンス小説、映画化公開決定
デビュー作で日本ホラー小説大賞を受賞した作家・櫛木理宇(くしきりう)の、最高傑作とも言われる小説「死刑にいたる病」。その映画化作品が、2022年に公開されることが決定した。
監督は、数々の映画賞を授賞し、日本映画界において今熱い支持を得ている白石和彌。脚本を担当したのは、白石監督とは初タッグとなる脚本家の高田亮が務めている。
■連続殺人鬼からの1通の手紙
物語の主人公は、塞ぎ込んだ毎日を送っている大学生・雅也。そんな雅也に届いたのは、連続殺人の罪で死刑判決を受けている男・榛村からの手紙だった。24件にも及ぶ殺人容疑がかかっている榛村は、そのうち1つの事件についての冤罪を主張。真犯人を見つけてほしいという榛村からの手紙に、事件を調べることになった雅也が辿り着いた真実とは。
■連続殺人鬼に阿部サダヲ、雅也役には岡田健史
死刑判決を受けた連続殺人鬼・榛村を演じるのは、個性的な演技が光る阿部サダヲ。今回の役柄について「俳優をやっていて、1度は手を出してみたい役」だったという阿部は、「楽しんで演じた」と語った。コミカルなイメージが強い阿部の凶悪犯罪者役に、公開前から期待が高まる。
そんな殺人鬼に翻弄される大学生・雅也を、今注目の若手俳優・岡田健史が熱演。雅也というキャラクターについて「”どこにでもいそう”な故に、この日本に置いて誰にでも起こりうる機微を持っている」とコメントした。「人は人に怯え、傷つけ、傷つけられて、抱きしめられて、救われてるということ。それはつまり何なんだろうと、思春期に考える時間が欲しかった」という岡田は、「雅也と同年代の方々にも是非見て頂きたい」と熱い思いを語っている。
■監督・原作者のコメント
「10代20代の頃に持っていた鬱屈と、後ろめたい憧れを抱いてしまう殺人鬼。その両方が見事なコントラストで混在している櫛木先生の原作に心奪われて映画化をお願いした」と語る白石監督は、阿部と岡田という2人の俳優のめぐり逢いにも運命を感じたと言う。「映画を見た後どんな感情が残るのか、僕もとても楽しみ」とコメントした。
自身の作品を白石監督が手がけると知った際「やった!!!」と思ったと語る原作者の櫛木は、「わたしの原作を監督が、このキャストの皆さんがどう料理してくださったのか想像するだけで胸が高鳴る」と、期待のコメントを寄せた。